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「先輩」

「あ、おはよう光くん」

最近、仲良くなった後輩がおる
わたしは華道部で、少人数な部活だから後輩なんていえる子はほとんどおれへんし
しかもすぐに気があってしまったんやから仲良おならへんわけがなかった

華道部に男子はおらんくて、初めてのことでみんな驚きが凄かったのかもしれんなぁ
だから最近よく聞かれる

「2人って付き合ってんの?」

ほらまた。
今日聞いてきたのは白石くん、光くんの部活の部長さんなんやって
でも2人そろってるときにどうどうと聞かれたんは初めてや

「いきなりなんですか、白石部長」

「最近よお一緒にいるなあ、と思っただけや」

「謙也くんにも言われましわ、それ」

光くんはめっちゃ呆れた顔をしてる。ええんかなぁ、部長さんやのに

「んで、どうなってんの?付き合ってんの」

「ええっ!そんな滅相もない!なあ、光くん」

光くんはめっちゃ強くて有名なテニス部のレギュラーでカッコいいって有名な人やし、わたしにはもったいない!



「俺は可愛くて天然でアホな先輩がすきですけど」




「…………えぇえっ!?」

「わお、大体やなぁ」

「な、なに言ってんの光くん!」




(もっかい言いましょか?)(言ったれ言ったれー)(な、なに言うてんのん白石くん!)
(すきやで、先輩)
(光くんがハレンチな子ぉに―!)(なに言ってんの先輩)

title by 確かに恋だった


あきゅろす。
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