[携帯モード] [URL送信]

厨二病
もう我慢ばっかしてらんないよ


「…はあ?」

いま、なんて言った?








「フェレス卿!」

理事長室の扉を開ける

「うわっ」
「あーそこ踏んだら死刑ですよ死刑」

部屋中コードとカセットの山
どうやらゲームを整理しているようだ

「ちょ、あなたが呼んだんでしょう!
足場ぐらい用意しといてくださいよ!」
「今たっているところで十分でしょう?」
「はっはっはっ部屋でさえないんですけど廊下ですけど」

ムカついたのでカセットを一枚折ったら虫が泣き叫んだ

「で、なんです?」
「ぐっ…さすが最年少、と言いたいのですが特に関係ないので言いません」

ぽんっ
とハンカチを出し涙を拭くメフィスト

「あのですねー
奥村燐ですが」
「!」

いきなりの兄の名前に驚く
無表情でいられてるだろうか

「バチカンのブラックリストから外されたようですよ」
「…!?どうして…」
「どうして、ですか
なぜ疑問を持つんです?
ただの人間を監視する必要はないでしょう」

その言葉に愕然とした

「ただの人間…!?なにを…
兄はサタンの…」
「なんの証拠があって言ってるんです」

ぴしゃり、と言われる

「この15年ずっと見てきましたが…
なんというか、
あれは藤本の世迷い言ではないのですか?」
「!?んなこと…」
「何も起こらないですし
本当ならば今に覚醒してもいいはずです
しかしそれもない」

いや、だってそんなはずは
じゃああの怪力は?
あの暴力は?
ただ生まれ持っただけ?

兄も人間なのか?
僕が受けた魔障は、兄からではないのか?

「私も期待してたんですよ?
はあ…誠に残念です」
「じゃあ…」

僕は
なんの為に
祓魔師になったんだろう











「キミを雇います」
「…は?」

スーパーの試食コーナーにて
なんか緑色なオーラを纏った野郎に話しかけられた

「おいしいです
ずっと食べたいです
雇います」
「は……はあ!?
雇うったって、俺、働いてるし」
「じゃあここは辞めてください」
「はああ!?」


[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!