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はち。なにがあるかな


私は今、

XANXUSさんの部屋で呆然としています。



何、この書類の量。
笑いたくても笑えないよ!?

もう、やってもやっても終わらないーーーっ

いや、だってね?
書類が天井まで積まれてるんだよ?

三つの書類の柱がそびえてるんだって。


開いた口が塞がらないとはこの事だなあ。
うん、塞がらないなあ。



…顎外れた。


冗談抜きで。

踏んだり蹴ったりだよもう!!


それにしても、
終わんないよ…

一体あの人いつから溜めてたの?ってぐらい。

だってね?
私が今やってる書類なんて日付一年前だよ?
コレ今更私がやっても、もう意味無いんじゃないの?

でもやんなかったせいでXANXUSさんに殺されたって考えるとなあ…。

さっさと終わらせて優しー優しー先輩メイドさんの下に帰りたい―。


あうー。
…やるしかないか。
………でもちっと休憩してやろう(小さな反抗心)

そう思った私は伸びをしながら席を立ち、
XANXUSさんの部屋を探索してみる事にした。

XANXUSさんの部屋って異常に広いんだよね。
私の部屋の何倍も広い。

私はとりあえず近くにあったドアノブを回してみた。
キッチンがある。


あれ?

キッチンってアレじゃない?
個室に在るものじゃなくない?

そんなにあの滅茶苦茶な人が偉いのか?

分からん。

そしてふと床を見た私は
床に取っ手を発見したので引っ張ってみる。


わいん。
わいんが一杯。

こんなにいつ飲むんだろ?

でもXUNXASさんがワイン飲んでるイメージって凄くあるなあ。
様になってそうで、悔しい。(ひがみだけど)

何だか悲しくなってきたので違う部屋に入る。


あ、お風呂だ。
てか、浴槽でかっ!!

旅館じゃないんだから外風呂とか要らないじゃん!!
このお金どこからでるの?

暗殺部隊だよね、此処?

ん?このお風呂、露天?
しかも此処あんまり使われた形跡ないよ?

マネーが無駄に流れているうぅぅう!!


…さ、叫んだ所で次いこ。


そう思った私は
次の部屋のドアを開けて―

ガチャ。

「……。」

パタン。

閉じた。


…何?
今このドアの向こう何があった?

ゴルフ場無かった?

………無かったかな。
うん、無かった。

私はもう一度ドアを開ける。


………在った。

抜けるような青空と共に。

何故。

だって此処、さ………三階じゃん?

何?
ボンゴレは彼の娯楽にまでお金を出すんですか。

XANXUSさんがゴルフやるのか。
何かイメージ崩れる。
せめて弓道とか、さ。

あ、弓道良いかも。
萌えるわー

――じゃなくて!!

もう良いよ。
次行こ、次。

私のイメージ悪くなるよ。
(決して変な子じゃ無いからね。

ね!?)

さー次は何が来るかなー。
そう思いつつ、次のドアをオープン。

そこは―…

「何だ、ベッドルームか。」
意外な空間でつい本音が口からでた。

今までの流れだったら
次はライオンの飼育小屋が来てもおかしくないと思っていたからだ。


…まあ、自分の身を案じると来ない方が良かった訳だが。


そんな事を考えつつ部屋を見渡す。
「あ。」
XANXUSさんらしい、ある物を見つけた。

まあ、ある物って言っても、
そんなに凄い物ではなく只のワインなんだけどね。

そっかー。
あの人は寝る直前までワイン飲むのかー。


…だからカッコイいんだってクソヤロー。


その時突発的に私は

「どんな味するんだろう」

と思いたった。





―――それが失敗だった。

******

ヴァリアー無し&変換無しミラクル第二弾!!
…不可抗力です。


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あきゅろす。
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