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なな。なんですか

…えっ、ちょ………っ

わーっ他の幹部さん行っちゃったしーっ。
ルッスさん―――こういう時こそ助けてええぇぇええ!!

うえーん。
私は悲しみを訴える目をしてボスさんの方へ振り向いてみた。

ボスさんはそんな私の様子を軽くスルーした上で
「お前、戦い慣れしているだろう。」

とズバリ、と私に言ってきた。

…ぅおっつ。
来ないでほしいトコキタ――(・∀・)――

ヤバいヤバいヤバいーっ
別にバラすつもりなんて無かったのに…。

どうしよ。
とりあえず、惚けてみようか。

「え…と、何の事です「おい、次そんなふざけた真似しやがったらかっ消すぞ。


「ハイ。(怖っ)」


で、どうなんだ、と言われたから今度は正直に
「昔少し教えて貰った事があって。」
と言った。

するとボスさん、口角を少しあげてこんな事を仰った。


「ならてめえは他のメイドとは違う訳「そんな事ございません。」

変な誤解を生まない内に早急に処理しておく。

ボスさんの額に青筋が浮かんでいるのは見ない。(じゃないと怖くて溶ける。)

とにかく、またおかしな事に巻き込まれては堪らない。
こんな所で問題を起こすつもりははない。


そう思ったのに
「だから普通のメイドに出来ない事を頼んでもいけるよな?」

普通にシカトされた。

此処の人酷くね?
すっごい私適当にあしらわれてる気がするんですが。

「あ、いや、というか普通のメイドに出来ない事って一体何ですか。」

どういう?
若さを使え的な?

(別に先輩メイドさんが年寄りと言ってる訳ではないですよ!?)

体か!?
それが目当てか!?

私が勝手な妄想を繰り広げていると
「てめえの体なんぞに興味ねえぞ。」
と何でもないように言われ

「お前には他のファミリーに書類を持って行くだとか、

――――ああ、簡単に言うと
俺達がやんなきゃいけねえ雑用をやってもらう。」

と言われた。


…要はアレか。
パシリか!?
私はメイドじゃ無かったのか!?

つか、私良く考えれば
本当はメイドでも何でも無いじゃん!!

文句言って「文句あんのか?」
「とんでもございません。」

ってオイ、私!?
何言っちゃってんの!?
てか今この人私の心と会話した?

「そうか。なら早速俺の部屋の書類やってこい。」

何だ、ソレ!?
早速って何すか?

私はメイド――――っ
此処の仕事とか関係ない――――っ

あ、イヤ、メイドじゃ無いんだあぁぁあ
だから余計此処の仕事関係ないいぃぃい

ていうかさ、書類って…

「…書類って普通のメイドでもやれ「死ぬか?」

「イエ、後10年は生きたいデス。」

「三秒以内に消えろ。消えねえなら俺が消す。」


ちょちょちょちょちょっと―――!?

ソレ無理だよね
ていうかあんた無茶苦茶言ってるよね!?

けれど
そう言いつつ見事に三秒以内に消えた寂しい私は

ホント、何なんだろうと思う。


(あ、後から聞いたんですが(風の噂で)、
ボスさんの名前はXANXUSさんと言うんだとか言わないんだとか。)

******

お気づきでしょうか。
名前変換が一度もありませんでした(汗



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あきゅろす。
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