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貪婪なる虜<2>※18禁
こちらは破廉恥文章です。
・18禁
・鬼畜筆頭×阿婆擦れ幸村
・幸村が他の人にヤラれました
・幸村がとことん破廉恥で人格崩壊
・舞台設定は現代
・その場その場更新の為に矛盾・筋が通ってないなど多々あり

そんなのでもOK!という方のみご覧ください。
読了後の苦情は受け付けません。
自己責任でお進みください!










Are you OK?










Are you Ready?










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「……っく……」
 体をシーツに投げ出したまま、己の指を中へ突っ込んで掻き出す。ぬちゃりと濡れた音とその感触すらもう嫌だ。
 掻き出す指が、敏感な部分に思わず触れてしまった。
「ン――!」
 びくり、と体が跳ねる。
 一度達したばかりの体は己の指でも反応してしまうらしい。
 舌打ちしたい気分で指を抜こうとした時、ふわりと髪を掻き上げられた。
「最後までやれよ」
 主の指が耳にかかり、声が吹き込まれる。
 低いそれは官能的な響きでもって、体を硬直させる。
 動けない。
「気持ちいいんだろ? てめえの指でも。……そのままイクまでやれよ」
 主の声には強制力がある。そう思う。
 動かなかった手が、ゆるりと動いた。
 避けたポイントを敢えてかすめるように、指を這わせる。
「ん、っく……!」
 自分で自分の弱点に触れるのは苦手だ。強すぎる快感に逃げそうになる。
 肩をシーツに埋めたまま、目線だけを主に向けた。
「主が、……見て…いてくださる……なら……っ」
「ああ。見てやる」
 そういうと、主は頭のすぐ横に座り、ゆっくりと髪に触れてきた。
 一つの目が、優しげに見つめてくれる。
 その手に髪を擦り寄せて、再び指を動かした。

□ □ □

 主に見られながら男に抱かれて、今度は自分の指で犯す。
 むちゃくちゃだ、と思うが、刺激の強さにそんな考えは頭の隅へと追いやられる。
「あ……っ、ふ、ッく………!!」
 空いてる方の手はシーツをきつく掴んでいたのだが、その手が無意識に下肢へと伸びた。
 自分で与える刺激だけでは達するまでに至らない。
 連動するように、もっと強い刺激が欲しくなった。
 しかし、その手を押しとどめられる。
「駄目だ」
 主の手が、上から手をベッドにきつく押しつける。
「後ろだけでイけ。おまえなら、やれるだろう?」
 嗜虐的な笑みを浮かべる主は、いっそ悪魔的な魅力すらある。
 逆らえない。
 逆らわない。だが。
「なら、……!」
 押さえつけられた手を引き抜いて、主へと伸ばす。
「主を……主に、触れさせてくだされ……!」
 服に指をかけ、それを頼りに手を這わせ、服の上からでも判るほどに筋肉の張った太ももを伝わせる。
 払い落とされないことに安堵しながら、思い切って、ベルトに指をかけた。

□ □ □

 主は何も言わない。何もしない。
 ならば、許されるだろうと、ベルトを外す。
 ボタンも外して、ファスナーに食いついた。
 歯で金属を噛んで、下へ引き下ろし、下着のあわせから望むものを引き出す。
「んっ……!!」
 太く大きくなる兆しをみせたそれを、一気に口に含んだ。
 先端に舌を這わせ吸い上げると、それは瞬く間に成長して、口に含みきれないほどになる。
「ん、んぅ……」
 己の振舞いで反応を示すことが気分を高める。
 自分で自分を犯すことよりも余程高ぶる。
「……ふ……ふぁ……」
 根元から先端まで、何度も何度も舐めて先端に吸い付く。
 主が悦ぶところ、主がわずかでも示す反応を逃さないように、神経すべて向けて。
「……あ、る……じ……ぃ……っ」
 もっと顕著な反応が欲しくて指も舌も唇も這わせるうちに、己の唾液にまみれたそれがてらりと光った。
 その卑猥な光に、ぞくりと背筋が震える。
(……欲しい)
 震えは全身に行き渡り、それが渇望だと気づいた。
 この凶器が欲しくてたまらない。

□ □ □

 咥えたまま主に視線を送ると、見下ろしていた主がふ、と笑った。
 額を押されて引き抜かれ、そのままベッドに仰向けに倒される。
「自分の足は自分で支えろ」
 言われるままに頷いて、両足を広げて太ももを抱える。
 早く、早く。
 先までの交わりで緩み濡れた口がうずいてたまらない。
 ああ、さっきのアレは単なる準備だ。
 本当に望むもの、欲しいのは、これから与えられるものだけ。
 するり、と手のひらで内股を撫でられて主の思うままに足をより広げさせられると、期待で心臓が痛いほどに高鳴った。
「主……、早く、じらさないで……!!」
 これ以上待たされたら、心臓の方が先にイカれてしまう。
 足をねだるように揺らめかせると、主は低く笑い、ようやくその切っ先をあてがってくれた。
(ああ……)
 思わず吐息をもらす。
 感じる熱い塊に自ら腰を浮かせてわずかに先端を飲み込んだ。

□ □ □

「本当にてめえは、堪え性のない……!」
 体に主の重みを感じると同時に、ずるりと貫かれた。
「ああ……ッ!!」
 感じるのは灼熱と圧迫感。
 主の存在で腹の奥深くまで満たされた歓喜に声をあげる。
「あ、……ああアア……!!」
 声がひっくり返るが、まともに呼吸すら出来ないのにどうすることもできない。
 体の芯から深いところから駆け上がってくる快楽は脳を痺れさせて理性も自制も吹っ飛ばした。
「主、主……もっと……!!」
 限界まで足を広げ腰を揺らめかせ、より深く交わりたいと全身で訴える。
 く、と耳元で主が喉を鳴らした。
「……こういう時は何て呼べと、俺はおまえに言った?」
 加えられる律動に身を任せながら、ろくに働かない頭の中からキーワードを探し出す。
 そうだ、主は呼べと。
「……ま、さむね様……!」
 名を呼べ、と、そう言った。
 正しく応えた己に、褒美だと言わんばかりに主は深く貫いた。
(もっと……)
 いっそ突き破るほどに、深く深く。
「欲し……っ……!」
 内壁が閉じ込み、主自身に食いつく。
 離れたくないと声よりも言葉よりも体が主に訴えかける。

□ □ □

 胎内に埋め込まれた楔をより感じようとするように、内部がうねり絡みつくのが自分でも判る。
「あ、ああ、んあ……ッ!」
 いっそうの悦楽に、口から出る声は意味のなさない喘ぎだけ。
 それでも、きっとどれだけ今自分が快楽を得ているのかは主に伝わっているだろう。
 主の動きに合わせる以上に、自ら腰を振り、主を揺さぶって、からだの昂揚と興奮とより強い欲望を訴える。
「……んっ……ある、じ……っ」
 両腕を主の首に絡めて引き寄せながら口を開いて舌先を覗かせる。
 引き寄せた分しか近づいてくれない主にじれて、繋がったまま腹筋で上体を起こして主の唇に己のそれを押しつける。
 腹に力が入って姿勢が変わると、また当たる場所が変わってあえぎそうになるのを、舌を絡めることで飲み込んだ。
「……んん……ぅ、……ふ……っ」
 唇を食んで、角度を変えながら深く深く口づけて。
 舌を擦り合わせて絡めて吸って、混ざった唾液を嚥下する。
 そうしながら、片手を解いて、主のジャケットを肩から落とした。ネクタイの結び目をゆるめて引き抜いて、シャツのボタンを外す。
「んっ……は、う……!」
 キスを始めて、下からの突き上げは幾分緩やかなものになったが、自ら絡める上からと、加えられ続ける下からの刺激に喘ぎながら、主の鍛えられた身体に手を這わせた。
 逞しい男はいくらでもいるけれど、主のように色を滲ませる肢体を持つ男などいない。
 触れるだけ、嗅ぐだけ、感じるだけで、
(……欲情する)
 手のひらに、汗ばんだ熱。
 主も欲情しているのだと今更ながらに気付いて、口づけたまま口角を上げた。

□ □ □

 中途半端に服をはだけさせただけで我慢できなくなって、もう一度主の首に両腕を絡めて一緒に舌も絡めて、ぐい、と後ろへ倒れる。
 シーツに身を埋めると同時に、主の身体が覆い被さった。
 裸の胸に、主の肌が重なる。
 直接の熱と肌の質感にため息がもれる。
「主……」
「……違うだろ」
 わずかな隙間でもらした呼び声に低い笑いが重なる。
 ああ、そうだ。
「政宗……様……」
 名を呼ぶのは慣れない。
 拾われてからずっと「主」と呼び続けてきた。そう呼ぶことが当たり前で、口にもなじんでいる。
 それを敢えて、名を呼ぶのは、身体を繋ぐ以上に気恥ずかしさを伴う。
 ためらいがちな口調に、主は小さく笑った。
 震えるような、忍ぶような笑い声の響きが、肌から伝わって、震わせる。
 それすら敏感になった身体には刺激になり、身体の内側がざわめく。
「……っ……」
 呼吸を乱しながら両足をあげて、ゆるゆると腰を動かした。
 恥ずかしさを超えるものが欲しい。

□ □ □

 もっと動いて欲しい、との思いは伝わったらしい。
「おねだりだけは上手だな……」
 ねばつくような声質は、主も快楽の頂点が近い、ということだ。
 突き上げる力が一気に強くなる。
「ん、っああ! 主っ……!」
 一度頂点を迎えた後により強い興奮を得続けた身体は激しさと共に加速を付けて感度を高めていく。
 突き上げ揺さぶられるとさっきとは非にならない程の鋭敏さで快楽をおぼえる。
「だ、め……っ……!」
 思わず漏らした呟きに嘲るような囁きが耳から脳に吹き込まれる。
「イイんだろ?」
 低い声は痺れさせる力を持った毒だ。思考も四肢の力も奪い、抵抗の術を取り払い、そして主はわざとだろう、もっとも感じるところをえぐるように突く。
 身体が陸にあげられた魚のように跳ねた。
「だめ、あるじ……っ耐え、られませぬ……!」
 もっと欲しいと望みながら、一撃一撃、心臓に直接爆弾をしかけられてるような衝撃で、息が出来ない。
 心と体、どちらも満たしたいと望んでいるのに。
(このままじゃ)
 手に入れられない片方が切なくて、苦しくて死んでしまいそうだ。
「あ、っうぁああっ……!」
「本当によく踊るな、てめえは……!」
 己の下肢から垂れた精が主に絡みつき、内部を犯すたびにぐちゅぐちゅと音を立てる。
 耳が鋭敏に音を拾う分、視界が悪かった。
 見えてない。感じてるのは、主の肌の感触と声と息づかいと、交わるその快楽。
「……いくぜ?」
 両手を掴まれ、ベッドに縫い止められる。
 それだけで身体の動きはすべて封じられた。
「…………ひ、ぃあああ!!」
 衝撃をすべて交わったところで受け止めろと押さえつけられた身体に、主は遠慮も加減もなく激しい抽挿を繰り返した。

□ □ □

 なんと声をあげたか判らない。悲鳴に近い、酷い声だっただろう。
 掴まれた手をすがるように握りかえし、主の揺さぶりに振り落とされないように、腰に足を絡める。
 耳元で吹きかけられた吐息と声。名を呼ばれた気がした。激しさの中でよく聞こえなかったが、何か応えようと思って、主の名を呼んだ。叫んだ、かもしれない。
「……幸村……ッ……」
 今度は聞こえた。
 しかし聞こえた瞬間に、胎内をえぐるように、そして最奥を突き上げられた。
「――――ぁああっ!」
 限界。
 視覚聴覚が失われ、触覚だけの世界に堕ちた中で、何かが弾け飛ぶ。
 体内の血管すべてに高熱が走り、……そして、解放。
 連動するように、身体の深い場所で熱いものが迸る。
「あ、ああ……は、……」
 限界まで高まった感度は、どくりどくりと脈打つそれすら鋭敏に拾って、身体の深部から、ゆっくりと引き抜かれるそれも、くぷりと立てる音も、すべてがまぜこぜになって快楽物質として脳に送りつけられる。
 身体の芯が震えるように反応するが、もう限界だった。
「……無理……」
 深く息を吐きながら思わず漏らすと、く、と喉を鳴らして笑われた。
「満足したのか」
「……これ以上は、もう……」
 身体に力が入らない。
 引き抜かれた身体は崩れるようにシーツに沈んだ。
 服を簡単に整えたの主がごろりと横に寝転ぶ。

□ □ □
「満足したとしても、どうせおまえはまたフラフラと出ていって他の男と寝るんだろう」
「……いたしませぬ」
 まだはだけている胸に、するり、と身体を寄せて首を振る。
「……どうして」
「主がいい」
 一言で応えると、主は瞠目したようだった。
 一瞬口ごもり、それから冗談めかした口調で言う。
「なんだ、おまえは俺に惚れたのか」
 今度はこちらが目を瞬く。
 惚れる? それは、好きだということか。
(主を?)
 そういえば、誰かを好きになるということは今までなかった。
 誰かに執着するということも。
 ――だけど。
「…………」
 主の背に腕を回して抱きつき、肌に頬を寄せる。
 心地良さに目を閉じた。
「……誰よりも……この手に抱かれたいと思うことが好きだということならば……」
 背に回された腕が暖かく、とろりと眠気を誘ってきた。
「……幸村?」
「きっと……」
 口が重くなってきて、動きにくい。
 ああ、もうこのまま眠っていいだろうか。
「……眠ったのか?」
 耳元の声が遠くてでも優しくて。
 もう起こさないで欲しい。眠ったと、そう思って欲しい。
 このままこの腕で眠れたら、きっと幸せ。だから。
「…………」 
 手放した意識はそのまま静かに落ちていった。



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日記コメント連載しておりました、「阿婆擦れ幸村」でございます。
うちのサイトの隠れメインにすっかりなってくれましたw

正直、エロ書くのは苦手なのですが……えへ。楽しかったです(白状)
エロ書いて人に読んでもらうのって恥ずかしいだろうなと思っていたのですが、意外と平気でした。
むしろリアクションいただけるのが嬉しくてw

うんもう!みんな破廉恥好きなんだから!!www
同志!!www

連載1ヶ月弱、お付き合いくださった方々、ありがとうございましたー!
これからもよろしくお願いします!


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