安息地帯。 (ああ、きっと これもひとつの罪でしょう) 「うーん…」 暖かな春の陽気が差し込む中 目の前の答案と何やらにらめっこ。そんな先生の様子にそっと苦笑して、小さくお茶を啜る。 ぼんやりと耳をすませば、おそらくはどこかの組の実習だろう 石火矢の発砲音が響いてくる。 つい先刻まで、聞いていた音。 (先生、私は人を殺めてきたんです) 僅かに飛散した返り血は、よく観察しなければ分からない程度で。それでも 忍術学園の教師である彼が気付かない訳は無くて。 (気付いてるのに、気付かないふり) 「今日はまた、いい天気だね」 「…はい」 (私は その優しさに甘えている) +++ 忍たまで初めて好きになったかぽーは利土井です。イケメソ18歳とけしからん25歳! |