[携帯モード] [URL送信]

番外編
−おまけ

※会話文のみ。



「あのさ、東山。」
「んだよ」
「もう、手当はいらないから。」
「・・・・・・」
「ちゃんと保健室に行って、先生からお墨付きももらったからさ。」
「そう、か」
「ありがとね。」
「・・・・・・・、」
「じゃまぁ、そゆことで。そんで、今日のごはんなにがいい?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・あぁ?」
「いや、だから今日の夕飯。僕、これから買い物行くから。」
「・・・いや、でも、お前、」
「・・・?あ!もしかして、今日はいらない?」
「え、」
「ああゴメンゴメン!気が利かなかったなぁ。そっか、じゃあ今日は一人分でいいのか・・・うーん、でも痛み始めてる野菜とかあるんだよなぁ・・・一実に、残飯処理でもさせ」
「おい!!!」
「うひぇ!?」
「誰が食わねぇっつたよ」
「え?あれ?」
「肉じゃが」
「ん?肉じゃが?」
「肉じゃが食いてぇ」
「・・・・・ぼくんちの肉じゃが、いんげん入ってるんだけど」
「・・・・・・それは、抜い」
「いんげん無しのは作らないよ、僕。」
「・・・。」
「いんげん食べるなら、作るけど。」
「・・・・・」
「(うわあスゲー睨まれてる。ま、負けないんだからね!)」
「・・・チッ」
「(よし!)じゃあ肉じゃがとー、混ぜご飯にでもしよっかなぁ・・・魚、魚があった気が・・・」
「(…飯、続けんのか)」
「うんよし、あるある。じゃあ、行ってくるわー」
「・・・おれも行く」
「・・・・・・・・・・は、」
「俺も行くっつってんだよ」
「あ、うん。そう?(え、ちょ、なぜに)」
「ほら行くぞ」
「あ、うん・・・」


その日学園内のスーパーにて、荷物持ちをする東山をお供に、主婦のように肉の値段を見比べる島の姿が多くの生徒に目撃され。
島の知らないところで『市ヶ谷島スーパーブリーダー説』が、ますます学園の中で広まっていったのだった。



[*前へ]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!