「黒子っち!一緒にマジバ行かない?もちろん奢るよ?」
「黒子っち、教科書忘れたっしょ?オレの貸してあげる!」
「黒子っち」
何なんだろう、最近、いや大分前から、黄瀬君がおかしい。
好意でしてもらえるのは有り難いけれど、
さすがに申し訳ないという気持ちが渦巻いてくる。
「黒子っち「あの、黄瀬くん。
黄瀬君の言葉を遮ると黄瀬君はきょとんとした顔をする。
それから、すぐに笑顔になって、いつものように何スか?とボクに問いかける。
「いや、どうしてこんなにボクに良くしてくれるんですか?
ボク、黄瀬君に何もしてないのにそういう事してもらうのは
少々心苦しいと言いますか…」
いつもより饒舌になってしまったけれど、なるべく正確に相手に分かりやすい様に聞いてみる。
黄瀬君は当然っスよ!と言ってから少し考えるように間をおいて、真剣な顔で呟く。
「でも、黒子っちが心苦しいって思ってくれるなら、
オレの事、好きになって?」
「…そんなの、いやです。」
ボクがそう言えば黄瀬君の顔は悲しそうに歪んでしまう。
だって、
と
う
の
昔
か
ら 、 君 だ け
(見返りの愛なんてあげない)
090614
あれ、どこから主旨が変わったのか…´`;
ホントは黄瀬がありがた迷惑って話のハズだったのにな…
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