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小説という名の日記B(栞機能無し)
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陽也の宣言通り、あれから誰もガーベラを盗りに来なくなった。
当然陽也も訪れない。

あれから毎日陽也の事を思い出している。
今、何をしているだろうか。
楽しく過ごしているだろうか。
友人とは仲直り出来ただろうか。
陽也の事だ。
ガーベラが植えてある場所は泰造の敷地内だと伝え、友人と仲直り出来ているだろう。
目立つタイプではないが、好感の持てる性格。
だから杞憂にすぎないのかもしれないが、矢張り心配してしまうのは致し方ない。



正直に言おう。
確かに心配もしている。
だがそれ以上に陽也と会いたいと思う。

どきどきする胸の高鳴り。
陽也を想えば胸がときめく。
若かりし頃に感じたときめき。
これはもう恋以外のなにものでもなかった。

八十五歳にして恋をするとは。
しかも相手は七十も年下の高校生。
年の差七十ともなれば、流石に思うところはある。
だが現実に恋をしてしまったのは紛れもない事実だ。





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あきゅろす。
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