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小説という名の日記B(栞機能無し)
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「なあ、親友と思ってんのは俺だけ?俺じゃ頼れないか?頼りにならないか?」

苦しげに訴える陽一に柚季が顔を歪める。

親友だよ。陽一は俺の大切な親友なんだ。
陽一が居るから学校に行きたいと思うし楽しいと思う。
陽一が居るから俺は息抜き出来るんだ。
それだけでも俺、十分陽一を頼ってるよ。
陽一が居なかったら、学校が楽しいと思えなかっただろうし、行きたいとも思わなかった。
だからこれでも十分頼ってるんだよ。



頼ってる。親友だ。
そう言ってくれたのは嬉しい。
だけどそれじゃ足りない。
陽一からしたらそれは頼ってるうちに入らない。
それもだけど、それとは別に引っ掛かかった単語があった。

「息抜き?」

その意味が分からなくて柚季に問う。

あれ?俺、そんなこと言った?
柚季が小首を傾げ困った表情を浮かべた。

ごめん、それは忘れて。
何か訳分かんない事言ってたみたい。
陽一に頼ってるって言いたかったんだけど、それが変な言葉になったみたい。
陽一、心配してくれたんだよな。
俺、本当に陽一が大事だから。
心配してくれて嬉しいし、申し訳ないとも思ってる。
だからこれからも親友で居て。
何もしなくていい。
ただ俺と話をしたり傍に居てくれるだけでいいから。





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あきゅろす。
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