小説という名の日記A(栞機能無し)
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読み:室井紘埜(むろいこうや)・木田丈裕(きだたけひろ)
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俺に突っ込んでる奴を睨む。
激痛で呻き声にしかならない。
強い視線。
木田が激しく腰を動かす。
眉間に寄った皺。
苦しげな癖に視線だけは俺から外さない。
突き上げられ揺さぶられ、苦痛に呻く俺を、その強い視線で捕らえたまま離さない。
同じクラス。
だから面識はある。
だが喋ったことはない。
そんな奴に抵抗も虚しく、良いように体を蹂躙される。
資料整理をして遅くなった放課後。
廊下を歩いていたらいきなり口を塞いだ大きな手。
突然教室に引きずりこまれた。
床に倒され上にのし掛かられる。
その時そいつが誰だか分かった。
木田丈裕。
状況が飲み込めない俺を、木田は手際良く拘束した。
痛ぇ。
けど泣き喚いてなんかやらねえ。
流石に木田が何をしているか分かる。
肛門に抜き差しされるペニス。
熱り立ったモノ。
俺は今、犯されている。
こいつ、授業をこんなとこでサボっていやがったのか。
いい加減イきやがれ。
痛みから意識を放そうとしても駄目だ。
肛門が絶対に切れている。
泣いてたまるもんか。
意識を飛ばすもんか。
意地だけで木田を睨みつける。
荒い息と共に腰の動きが益々早くなる。
俺を見つめたまま、あいつが苦しげに目を細める。
ぐんと硬度を増した昂り。
きっと限界が近い。
もう直ぐ苦痛から解放される。
大きく腰を打ちつけ木田が小さく呻いた。
奥まで突き入れたペニス。
注ぎ込まれる精液。
どくどくと俺の中で脈打つ。
軈て木田がペニスを抜いた。
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