リボーン誕生日夢
PM11:35。
とあるバーのカウンターで,レイはまた時計を見た。
『…はぁ』
本日何回目になるか分からない溜め息をつき,目の前にあったカクテルを一口啜った,その時だった。
『…オンザロックか,可愛くねぇな』
『リボーン!』
心地よいテノールにつられて振り向くと,ずっと待ち続けていた人物…リボーンがいた。
『…悪ィ,遅くなった』
『ん,大丈夫。それより…』
彼の頬にキスをする。可愛いリップ音がするだけの,軽いキス。
『Buon Compleanno,Reborn』
微笑んでそう言うと,彼が少し驚いたような顔をした。―…私の誕生日は覚えているくせに,自分の誕生日は忘れちゃう,私の最愛の恋人。
『…―――?』
耳元で囁くと,ニヤリと笑って抱きしめられた。
『Grazie,レイ。たっぷり愛してやるよ…』
いつも以上に優しく甘い声で囁いた彼は,私にそっとキスをした。
―言った言葉?そんなの決まってる。
『プレゼントは,私でいい?』
―――――――
なんだ,このグダグダ感!
あぁ…文才が欲しい…
まぁ,とにかくBuon Compleannoリボーン!
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