催眠ペンライトで【男の娘】カップル誕生@

この作品で使用する【変換可能人名】は名称5と名称6を除いた残りです


 その日……イケメン男子で軽いワル系の水樹と拓巳はブラブラと町の裏道を歩いていた。日焼け肌の拓巳、色白の水樹。ちょっと見には二人とも女顔で女装が似合いそうな18歳の男子だった。
 ガムを噛みながら水樹が言った。
「何かおもしれぇコトないかな」
 歩きながらシュッシュッと、ボクシングのパンチを放っているような仕種をしながら拓巳が言った。
「どこかのエロ親父でも見つけて、金銭タカるか」
「それやったら犯罪だろう」
「冗談だよ……あ〜ぁ、タダでヤラせてくれる女いねぇかな」
 そんな冗談を言いながらレンガ壁の路地裏を、並んで歩いている水樹と拓巳に声をかけてきた人物がいた。
「君たち、退屈しているみたいだね……最高の若い女と至高のセックスをしてみたくない?」
 声をかけてきたのは、細身で枯れた感じの中年男性だった。
 顔を見合わせて笑う水樹と拓巳。
「あはっ、なんだよ、おっさん……寝ぼけているのか」
「疲れたおっさんが、最高の女を紹介してくれるなんてウケる……あはははっ」
「はははっ、そんな女どこにいるんだよ」
 中年男はペンライトのようなモノを取り出して、横に揺らしはじめた。
「最高の女は、君たちの近くにいるよ……ほらっ、水樹くんは右側を、拓巳くんは左側を見てごらん」
「えっ? おっさん何言って……なんでオレたちの名前を知って?」
 水樹は拓巳の顔を……拓巳は水樹の顔を見た。
 その瞬間、水樹と拓巳は一瞬で前暗示が発動して催眠状態に堕ちた。
 自我の輝きを失った虚ろな目で、お互いを見つめ合って停止している。
 水樹と拓巳の顔の間で、ペンライトを揺らしながら中年男性が説明口調で言った。
「君たちは覚えていないだろうが……先週、君たちは二人はこの路地を歩いていて。その時にこの『催眠ペンライト』で導入催眠と後暗示を与えたんだよ……今週、もう一度この路地に二人で訪れて。暗示キーワードで催眠状態に堕ちるように仕組んでおいた……ペンライトの光りと、お互いの顔を見るコトで催眠状態に堕ちるようにね。上手く暗示が発動して良かった」
 ペンライトの明かりを消した中年男性が二人に言った。
「さあ、ボクのアパートの部屋に行こう……君たちのために用意したモノがあるんだ」


 水樹と拓巳に、薄っすらと意識がもどってきたのは、囁くような中年男性の言葉だった。
「……つ、数を数えると君たちは目覚める……一つ、二つ、三つ」
 水樹と拓巳は目を開けた、目前に中腰姿勢で立つ中年男性の顔があった。
「おはよう、水樹くん、拓巳くん。気分はどうかな」
 目が覚めた水樹と拓巳は、アパートの一室で敷き布団の上に横たわっていた。
 中年男性が二人を見下ろして言った。
「思った通り可愛いよ二人とも、元々体毛が薄いから、用意した下着が似合うね」
 水樹と拓巳は自分の姿を見て絶句する。
 色白の水樹はロングヘアーのウイッグを被せられ、透けていて男の乳首が見えるヘソ丈までの白いキャミソールを着せられていた。
 さらに水樹の腰には女モノの純白のショーツが穿かされ、足には二つ折りの白いソックスが履かされていた。

 日焼けした拓巳の方は、ツインテールのウイッグを被せられ。ウェストにコルセットかウェストニッパーのような赤い締めつけ下着〔腹巻き型のアレ〕をつけられ、赤色系のヒモパンを穿かされていた。
 さらに拓巳の腰にはガーターベルトが装着されていて、ピンク色のニーソックスが吊り留められていた。
 そして、水樹と拓巳のチ●ポは半分ほど、下着の縁から外に露出していた。
 下着女装をされた水樹と拓巳が怒鳴る。
「なんだ!! この格好は!! ウイッグまで被せて!!」
「ふざけるな!! おっさん!! 女の下着、男に着せやがって!!」



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あきゅろす。
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