強襲C

 数十分後……ユズキはサーコ姫の部屋にいた。
 鍵を掛けたはずの部屋に、ノックをして普通に入ってきた〔触手が解錠した〕ユズキにサーコ姫は最初は驚きの声を発しそうになったが、自分の口元を手で押さえ顔を淡い桜色に染めた。
 部屋に入ったユズキがサーコ姫に訊ねる。
「姫、姫の正直な気持ちをお教えください……姫は婚礼の儀を心から望んでいるのですか?」
「わたくしは……」

 少しためらったのち、サーコ姫は口を開く。
「父上と母上が勝手に決めた顔も知らぬ者との婚礼です……ですが、一国の姫として拒むコトはできません」
「それで良いのですか? 望まぬ婚姻を姫さまは受け入れるのですか?」
「しかたがありません……この星の平穏を存続させるために……わたくしが皇族の血族である限りは逃れられません」
「姫さま……」
 ユズキの心に純粋な恋心が甦る、サーコ姫さまをこの部屋から今すぐ連れ出して、遠方の誰も知らない地で二人だけの生活を。
 だが、ユズキのそんな気持ちを嘲笑うかのように、サーコ姫の背後……ベットの下から黒い触手たちが、ユラユラと蠢いているのがユズキの目に映った。
 邪悪な心の声が頭の中に聞こえてきた。
《ちがうだろう……おまえが、この部屋で成すべきコトは姫の処女を奪うこと……それが、姫を救うことになる……姫をベットに押し倒せ》
 ユズキの瞳に邪心の炎が浮かび上がる。
「姫さま、今すぐお救いします……新たな血を皇族に」

 ユズキはサーコ姫をベットに押し倒す。
「いったい何を!? い゛っ!?」
 ベットに倒れたサーコ姫の手足に触手が絡み、サーコ姫は寝具に拘束される。
「こ、これはいったい? この細長いモノはいったい?」
 ユズキが甲冑を外しながら言った。
「何も恐れるコトはありません……姫さまは、これからわたしと一つになるのです」
 すべての衣服を脱ぎ捨てて、姫の前に裸体を晒すユズキ。
 サーコ姫は、初めて見る男性の裸体と股間で起立して脈打っている棒状の器官に恐怖する。
「さあ、わたしのモノで姫を貫き、婚礼の束縛から解放して差し上げます」
 触手たちがサーコ姫のドレスと、シルクの下着を破り捨て。ユズキと性交がしやすいように姫を裸に剥く。

 サーコ姫は、これから自分の身に行われる恐怖に絶叫する。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 誰か!! 誰か!!」
 だが、姫の悲鳴は王宮の壁や天井や床に染み込むように潜んでいる、黒い触手に防音吸収されて。
 部屋の外では小鳥のさえずり声が、聞こえるばかりだった。
 サーコ姫の上に重なったユズキは、肉槍の先端を姫の柔肉盾に密着させる。必死に両足を閉じて拒もうとするサーコ姫の足は触手たちによって強制開脚させられる。

「姫……体の力を抜いてください……すぐに終わりますからね」
 ユズキは、サーコ姫の少し穴が開いた肉膜に、ズブッと肉棒を押し込み、さらに穴を拡張させた。
「ぅぐぐッ……ぐはぁ」
 破瓜の血が膜に滲み、何をされているのか、あまり理解していないサーコ姫は下腹部に広がり痛みに涙する。
 ユズキが興奮した口調で言いながら、腰を動かしはじめる。
「はぁはぁはぁはぁ……姫さまが、ついにわたしのモノに……わたしが姫さまの破瓜をした男に……はぁはぁはぁはぁ」
 腰を動かしているユズキに、触手が言った。
《よくやった、これでこの星の対触手生物兵器は、すべて無力化した……触侵に協力してくれた礼に、おもしろいコトを見せてやる》

 一体の黒い触手の皮が剥かれ、中から黄色い触手が現れた。黄色い触手は、抜き挿しをされているサーコ姫の額にピトッと先端を付着させると何やらデータを姫の脳内に流し込みはじめた。
《姫の破瓜された痛みの中核を取り除き、代わりに性的快感に置き換える……さらに卑猥な性器の俗称知識を、姫の脳内に記憶させて……乱れた姫君に変える》

 触手の言葉通りにサーコ姫の顔から、痛みに耐えて唇を噛み締めている表情が消え……快感に身を委ねた淫女の笑みが現れた。
「あはぁん……マ○コ? にチ○ポ? が……出たり入ったりしている……気持ちいぃ、気持ちいぃ」


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あきゅろす。
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