海百合の花咲く頃G

 ユズキの耳の穴から少し外に出ている、黄金触手王が言った。
《『植物系触手』は『生物系触手』と比べると、触侵スピードは遅い……以前、この星の触侵を開始する時、星に集まった各色種の触手会合で『緑色触手群』が惑星触侵するコトが決まった》
 緑触手王が言った。
《その時の集合して蠢いている、色鮮やかな触手を偶然に目撃した。この星の人間が我ら触手を『虹蟲』と呼んだ……緑色触手は目撃していた人間と契約を結び、触侵準備を開始した》
《そのまま、触侵を進行すると思っていたが……まさか、緑色触手王の方から余興の提案をしてくるとはな》

 緑色触手たちの動きが活発化する。
植物化しているサーコの膨らんだ蕾乳首が開花して、女性性器〔マ○コ〕が花弁化して開く……乳首の花と性器の花から怪しい蜜が滴り落ちる。
 黄金触手王と緑色触手王の会話は続く。
《緑触手の隠れ地を、黄金触手王の配下の凍騎が期日までに発見して。令嬢の緑触手受胎を阻止できれば、浪漫惑星の半分を生物触手の触侵地に譲ってもいい……とはな、おまえら堅物の植物系触手群にもそんな遊び心があったとは》
《我ら植物系触手群にも、生物系触手群と同様に触侵を楽しむ心はある……どうだ、凍騎とやら。我ら植物系触手が仕組んだゲームは》

 凍騎は胸に片手をあてがい、淡い緑色に発光している『緑色触手王』に一礼する。
「感服しました……サーコお嬢さまが身につけていなければ、隠れ地の方向を示さない『グリーン・キャッツアイ』……巧妙に人目から遠ざけるように隠されていた隠れ地の巣窟……おそらく、サーコお嬢さまの睡眠中に緑色触手群は、幾度か寝室に忍び込み、枕元で脳が緑触手を受け入れるための睡眠学習と、触手の快感を植えつける肉体学習を行っていたと推測いたします」
《その通りだ……我ら緑触手はサーコを、森に呼び寄せ肉体を触手に捧げるための学習を密かに行っていた……眠っているサーコの肉体に軽く刺激を与え淫夢を見せて、快感を体に覚えさせた……触手との受粉は気持ちいいと、刷り込んだ》

 凍騎は怯えている執事を蔑んだ目で眺め言った。
「緑色触手さまが指定した期日は、偶然にも執事が仕組んだ『犯行予定日』だった。そして歌劇の初演日だったことが、よりゲームを面白くしました」
 黄金触手王が耳から出ているユズキが脱衣をはじめる……浪漫惑星の男子が通常着用している、フンドシまでも脱ぎ去り、ユズキは全裸になった。
 黄金触手王が言った。
《この肉体を譲る……好きに使え》
 黄金触手王が抜けるのと同時に、反対の耳の穴から緑色触手王の分身が侵入して、ユズキの裸体はガクッガクッと痙攣した。
 ユズキの肉体を侵略した緑色触手王が、ユズキの手と口を使ってユズキの裸体を撫で回しながら喋る。
「良い健康体をしている……これなら、サーコの望みを叶えられそうだ」
 ユズキは陰茎〔チ○ポ〕を勃起させたまま、蠢く緑触手の池に入って植物化したサーコに近づく。 サーコの体からは、若芽ようなモノがポツポツと芽吹いていた。
 勃起した陰茎を手で支えたユズキは、近づいたサーコの濡れ光る松茸男根〔チ○ポ〕の先端と自分のモノ〔チ○ポ〕を接触させて擦り合わせた。

「さあ、サーコとユズキを受粉させるぞ」
 ユズキのココア色の蕾や乳首の蹂躙を開始する緑触手たち、わずかに残っていたユズキの意識が裸体に絡まってくる触手の快感に喘ぎ声を発する。
「あぁぁ……あぁぁ……このまま射精させてサーコを受粉させろ。キノコ雄しべに付着した精液は、表面を伝わって女性性器の雌しべに到達する仕組みになっている……永遠に結ばれろ」
 ユズキは緑触手に肉体を蹂躙されて、自然と手を動かして手淫するユズキ……ココア色の蕾の奥深くまで侵入した緑触手は、ユズキの前立腺〔男性を強制的に射精させる器官〕を押して刺激した。
 ユズキの口から「うッ!?」という短い呻き声が漏れ……ユズキは『ウェットオーガズム』で、射精絶頂した。
 ユズキから放出された白い精液は、サーコが握っている松茸男根の指の間を伝わり、サーコの花弁化した女性性器に到達した。
 サーコの淫花から、白い精液がポタッポタッと滴り落ちた。



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あきゅろす。
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