海百合の花咲く頃E

 乳に食らいついた内部では乳首や乳輪が舌のような触手でナメ弄ばれ……勃起した乳首の先端から侵入してきた極細触手が、サーコの乳腺を刺激して活性化させた。
 身悶えるサーコ。
「ぅぁぁ……緑の『虹蟲』さま……あぁ」
 樹液を滴らせた緑色触手は、サーコの裸体に絡みつくように這いずり回る。

 サーコは数週間前から不思議な夢を繰り返し見るようになっていた、その夢は誰かに呼ばれて深い森に入っていく夢だった。
 その夢の中で鮮明に覚えているのが、植物の蔓〔つる〕が絡まった女体石像と、台形をしたピラミッド型の建造物。
 それと緑山家の家紋が彫られた男根奇岩〔チ○ポ型〕だった。
 夢の中で見た家紋が彫られた男根岩には見覚えがあった、屋敷の広大な敷地内の一角にある庭岩だった。

 歌劇団の公演告知ポスターを偶然に町中で見たサーコは、そこに描かれていた森と奇石のイラストになぜか魅了された。
 深緑の森と、たくましい円柱の男根。
 サーコは許嫁のユズキに、一緒に歌劇団の芝居を観に行くように頼み約束をした……そして、観劇の休憩時間に劇場を抜け出して、この森に来た……男根奇石まで来た時に宝玉の針が特定の方位を示し。何かに導かれるようにサーコは迷わずに森の奥へと到達することができた。

 サーコの肉体を蹂躙〔じゅうりん〕している緑触手が言った。
《いよいよ、膣穴とココア色の蕾の初めてを奪うぞ……体の力を抜け、すぐに終わる》
 サーコが命じられるままに、膣とココア色の蕾を緩めると、触手が侵入してきた……最初に入ってきたのは前の穴の方だった。
 緑色触手は《膜を温存したまま通過する》と言うと、容赦なくサーコの貞操膜のわずかな穴を拡げ、その奥へ侵入してきた。
「あぐッ……ぐぐッ!?」
 処女膜を破られることなく、子宮口から子宮内部を蹂躙されている奇妙な感覚。緑色触手は抜き差しで処女膜を通過する時は、太さを変化させていた。
「あぁ……お腹の中が……虹蟲さまに掻き回されている……あふッ」
《どうだ、処女のまま女になった気分は……我ら『植物系触手』だからこそ、ここまでの心配りができる。黄金触手王の『生物系触手』では、ここまでの繊細な配慮はできないぞ……このまま、受粉させる》
「はい……緑色の虹蟲さま……お願いします……はふッ」
 緑色触手はサーコの子宮内に直接、緑色をした胞子液をドクッドクッと注ぎ込んだ。

 子宮に胞子を注ぎながら、緑色触手が言った。
《今、おまえに注いでいるのは菌糸系の受粉液だ……我々、植物系の触手群の中にも、いろいろな種類がいるのでな苗床化させる共同作業が今、おまえの肉体に行われている……クリトリスをキノコ化させて、笠から胞子を噴出させる……その次は腸内に蓄積している養分を直接得るために、ココア色の蕾に別の緑触手が侵入する……我ら植物系触手にとって、生物の排泄物は成長に必要な貴重な栄養素だからな》
 緑色触手の言葉通り、触侵されたサーコのクリトリスがグググッと肥大化して、笠が開いた見事な『松茸キノコ』が生えてきた。
 笠の表面が『ナメコ』のように濡れ光るクリぺニス笠の裏側から白い液体が滴り、表面の中央からも白い液体が男性の射精のように飛び散った。
「はぁぁぁ……あぁぁぁぁぁ!?!?」

 生まれて初めて体験する、男性絶頂にワケもわからず恍惚とした表情をしている、サーコのココア色の蕾と口にも緑色触手が侵入してくると……サーコの裸体は次第に緑色に変化して、植物化したサーコは恍惚とした表情のまま動きを止めた。


 サーコが蹂躙されて小一時間後……凍騎とティティス、小太り執事の三人が緑色触手の巣窟に入ってきた。
 触手の中で緑化像化しているサーコを見て凍騎が呟く。
「しまった、間に合わなかったか」
 顔面蒼白の執事は、ワナワナと体を震わせながら蠢く緑色触手と植物化したサーコを見て、震える声で呟いた。
「これはいったい?? サーコお嬢さま!!」

 凍騎は取り出した伊達眼鏡を掛けると、隣に立つティティスに気づかれないように時計型の発射装置から、麻酔針をティティスの首筋に向かって発射した……針はゼリー状のティティスの首を貫通して、首を擦るティティスは凍騎の方を「いったい何をしているん

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あきゅろす。
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