分断触侵B〔女×女〕

 女世界の触手ドーム内でも天井から下がった白触手たちに裸の女たちが、さまざまなポーズで吊り下げられて弄ばれている。
「あはぁん……白蛇神さまぁ……あはぁん」
 ヌチュヌチュとした粘液まみれの真珠色をした触手に、裸体を這い嬲ら〔なぶら〕れている女たちの喘ぐ声がドーム内に反響する。
 口と膣穴とココア色の蕾を犯され……乳房と乳首とクリトリスが弄ばれる。
 女たちの肉体には特殊な処置が施されていて、愛液がとめどもなく溢れ。弄ばれている限り連続で絶頂し続けるように処置されていた。

 白触手が蠢く床では、滑り光る裸体のセックス未経験の女性二人を、白触手たちが興味本意で強制セックスさせようとしていた。
《さぁ、女同士でセックスをするのよ……キスをして、濡れた前穴を擦り合わせなさい》
「はい……白蛇神さま」

 向かい合って床に開脚座りした、美少女二人が唇を合わせる。
「んんんっ……んあっ」
 二人は白触手によって、強制的に女同士で恋人にされて、愛を育むように強要されてきた。

 互いの胸を揉み合っていた、タチとネコのタチ役の女が唇を離すと……唇と唇の間に掛かっていた唾液の吊り橋が切れる。
「それじゃあ、蛇神さまの命令だから……擦り合わせるよ」
 ネコ役の美少女がうなずく。
 二人の女が秘部を密着させて腰を蠢かせはじめた。
 ぐじゅぐじゅぐじゅ……二枚貝の中身のような、柔肉と柔肉が淫らに擦れる。
「あぁぁ……あぁん……んぁぁ」
「んんぁぁ……ぁはわぁぁッ」
 腰を振っている女たちの股間の間に、侵入するように床から伸びてきた白触手の先端がT字型に変形して、女たちの膣穴に入る。
「おごぁ!?」「はぐぁぁ!?」

 いきなり処女を触手に奪われた美少女二人は、T字触手で繋がったまま腰を動かした。
 白触手が言った。
《ふふふ……やっぱり、女の中は柔らかくていいわ。あなたたちの初めての相手は、女? 男? どっち》
「あふッ……女です……初体験の相手は女です……あぁぁぁぁぁッ!!」
 美少女たちは、何度も絶頂を迎え快楽を貪った。
 赤触手と白触手の男女分断によって『狩猟惑星』は、おぞましいセックス星と変わりつつあった。

 数日後の月夜……女世界と男世界の境界線に、サーコとユズキは現れた。
 二人は触手が男女を分断する命令を出した直後に。この場所、この日時に逢うコトを約束していた。
 膝の高さくらいに石が積まれた、女世界と男世界の境界線……すぐに飛び越えられる高さであっても、サーコとユズキには越えるコトは互いの部族で禁止されていた。

 サーコとユズキは、境界線越しに女と男で手を握りしめる。
 サーコが、辛そうな顔で言った。
「今すぐこの積まれた石を飛び越えて、そっちに行きたい……ユズキと、触れ合いたい」
「オレも、この石を越えてサーコの方に行きたい……サーコを抱き締めたい」

 ユズキが言った。
「男の世界では、男同士で恋人にさせられてセックスを強要されている、異様な世界だ……オレにも男の恋人が与えられ、愛を育むように蛇神さまから強要されている……まだ男と肉体関係は結んでいない」

「あたしの女の世界でも同じコトが行われている……あたしも女の恋人を与えられて、愛するように強要されている……このままじゃ、あたし本当に女同士で……そんなのイヤ」

 月明かりの中、サーコとユズキは蛇神が定めた禁忌〔きんき=タブー〕を犯す決断をする。

 境界線を挟んで、男と女で抱き合ってキスをするユズキとサーコ。
「んんっ……サーコ、愛している」
「んぁ……ユズキ、あたしもサーコを愛している」
 互いの体をギュッの抱き締め、サーコの背中を擦って愛撫するユズキ。サーコもユズキの背中を擦る。

 ユズキが下半身を露出させて男性性器を見せると、サーコも下半身の毛皮ビキニを脱いで恥毛を露出させた。
 ユズキは棒の挿入角度を腰を左右に動かして合わせて、サーコは洞窟の位置を腰を上下させて調整した。
 すでに二人の生殖器は濡れていた。

 サーコとユズキは向かい合い、立ったまま性器を結合させる……ずぷっ。
「はふっ……ユズキ、ユズキ」
「はあぁ……サーコ、サーコ」


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