【少女の催眠放尿】@

 誰も訪れる気配がない、とある建物の屋上。
 野外露出をするには最適な気候の時期に、十八歳の男女が両目を閉じた格好で立っていた。
 手をつなぎ立つ、カップルらしき二人の前には。黒いスーツ姿の怪しげな若い男が水晶玉を持って二人を見つめている。
 若い男……邪な考えを持つ『催眠術師』がカップルに向かって囁く。
「ここなら誰も来ないだろうから……ゆっくりと目開け」

 カップルが閉じていた目を開ける……その虚ろな視線は、すでに深い領域にまで催眠導入処置が進んでいるコトを物語っている。
 男は仲良く手をつないでいる、カップルを憎らしげに見る。

(イチャつきやがって……オレは恋人と喧嘩中だっていうのによ)
 数時間前……男は彼女と些細なことで電話で口喧嘩をして、不機嫌な状態が続いていた。
(催眠に、かかりにくい女を選んで彼女にしたのが裏目に出たな)
 電話を切ってムカムカしながら歩いていた男は、向こうから歩いてきた男女のカップルを見てイラつきが高まった。

(喧嘩中のオレに対する当て付けか!? ふざけやがって!!)
 催眠術の男は、怒りに任せてカップルに言葉巧みに近づくと、占い師だと偽り「水晶玉で君たちの未来を無料で占ってあげる」と騙して催眠を施し現在に至っている。
 偽りの占いで質問をした過程で、カップルの名前は判明していた。
 女の名前は『紗那』男の名前は『翔摩』と名乗った。
 催眠術師の男は、紗那と翔摩を、さらに深い段階の催眠状態に堕とすための質疑応答に移る。

「これから紗那と翔摩は、すごく素直な気持ちになって聞かれたコトは素直に答える……そしてオレの命令には一切の疑問を抱かずに従う……自分たちが催眠状態に、陥っていると自覚してオレが与えたキーワードで指示をすれば、すぐに催眠状態に堕ちる……そして、催眠深度も命じられた深さになる」

 人権を無視した凶悪な催眠指示を、紗那と翔摩は口に出して繰り返す。
「はい……素直な気持ちになって、聞かれたコトは素直に答えます……命令には一切の疑問を抱かずに従います……自分たちが催眠状態に、陥っていると自覚します……キーワードで指示をされれば、すぐに催眠状態に堕ちます」

 催眠術師の男は、まず最初に紗那と翔摩が抱いている性的な抵抗感を、意識の中から排除する作業に移った……催眠術師が、取り出した水晶玉を左右に揺らしながら質問する。
「おまえたちは、セックスしたコトはあるのか? 正直に答えろ」
「セックス……したことあります」
「初めての相手は誰だ、正直に答えろ」
 翔摩が答える。
「紗那が……初めての相手です」「女の方の相手は? 翔摩が最初の男なのか?」
 紗那が答える。
「いいえ……翔摩は、初体験の男ではありません。翔摩は三人目です」「最初の男はどんな男だった?」
「外国人でした……アフリカの人でした」

 術師は翔摩に質問する。
「翔摩は、紗那の初めての相手がアフリカ人だったと知っていたのか?」
「いいえ……今、初めて知りました」
「知ってしまって、どんな気分だ?」
「少しショックです」
 催眠術師の興味本意の、淫猥な質問は続く。

「紗那は、初めてのアフリカ人と、どんなセックスをしたんだ」
「正常位で激しく突かれました……その後、アヌスの方にも」
「いきなり、初体験で後ろの穴も処女喪失か!? 翔摩のチ○ポと比べてみて、アフリカ人のチ○ポはどうだった?」
 紗那がチラッと翔摩の股間を見てから言った。
「翔摩のモノより、立派で大きかったです」
「そうか、おまえたちは、すでに処女と童貞ではないんだな」
「はい……経験済みです

 催眠術師は次の段階へと移った。

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あきゅろす。
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