操り人形〜催眠で普通に命令できるけど……@

◇操り人形〜催眠で普通に命令できるけど思うようにまるで糸で操られるようにいちゃこらする感じです〔アンケート八位・特別作品〕


催眠暗示が日常生活で普通に行われている尋常でない世界

 通勤通学の時間帯……混み合ってきた電車内で、ある駅を過ぎた頃に催眠暗示がかけられた車掌からのアナウンスが車内にあった。
《これより、車両は『催眠暗示タイム』となります……キーワード暗示をかけられている方は、各自のご主人さまからかけられている暗示を実行してください……ご乗車誠にありがとうございます》
 アナウンスの直後に車内に異変が起こる。
 あらかじめ、催眠を施術されていた乗客たちが、それぞれの暗示に従った行動をはじめた。

『近くにいる若い男を痴漢する痴女になれ』の暗示を受けていたOLは、近くに立つ若い男の股間を擦り「はぁはぁはぁはぁ」

『車内露出しろ』の暗示を受けていた女子高校生や男子高校生は、制服を脱ぎはじめ。

『裸になった女に性行為をしろ』の暗示を受けていた男は、虚ろな目で近くで脱衣した女とキスをして女の胸をまさぐる「んんッ……んはぁ」

『車内でオナニーをしろ』の暗示を受けていた、女や男が暗示に従って、猥褻物公開の淫らな行為を行っていた。

 いきなり他人と複数セックスをはじめる者、全裸で自慰に耽る者、体に性具〔バイブ・ローター〕を装着した姿を車内で他者に公開する者「あぁん、あふッ」……車内は淫臭と喘ぎの声に満ちていた「はぁはぁ、んあぁぁ」

 催眠をかけたり、かけられる異様な世界……いつ誰かから、催眠をかけられて操られているかも知れない不安な世界。
 街でも特定のキーワードや時間で、催眠暗示をかけられている者たちが淫らな行為を開始する。

 いきなり全裸接客を開始する、ファミレスのウェイトレスやコンビニ店員「あ、温めますか? はぁはぁはぁはぁ」

 天気がいい昼休みに、外で裸になって昼食を食べている会社員や学生。
「はぁはぁはぁ……外で全裸になって、お弁当……チ○ポウィンナー美味しい……はぁはぁ」

 書類を読みながら無意識に上司のマ○コやチ○ポをクンニやフェラをする社員などなど。メチャクチャな世界が広がっていた。

 そんな中、都内某所にあるマンションの一室──【催眠研究所】とプレート表識に記された部屋に、二組のカップルがいた。
 一組のカップルは眠らされた状態で、美容室で使われていた背もたれを倒した中古の美容椅子に寝かされ。
 もう一組のカップルは、眠らせた女の近くには男が……眠らせた男の近くには女が立って。
 息づかいも荒く、眠っている男女のカップルを眺めている。

 眠っている男の近くに立って、自分の胸を揉み回しパンツの中に手を差し込んで股間を見えない糸で操られているように、まさぐりながらハァハァ言っている着衣女が言った。
「ハァハァハァ……本当にこの眠っている男、自由に脱がしてもいいんだよね……催眠にかかって眠っているから、何をしてもいいんだよね……ハァハァハァ」
 美容椅子に横たわって眠っている女の近くに立って、自分の股間を着衣の生地越しに撫でている男が答える。
「ハァハァハァ……自由にしていいぞ、この二人には催眠をかけてあるから。操り人形のようにイチャコラさせるコトもできる……ハァハァハァ」
 ハァハァしている男女カップルも、複数の誰かから催眠をかけられていた。
【催眠研究所】の床には、美容椅子の他に銀色のエアーマットレスが敷かれ、マットの近くにはオイルやローションやティッシュボックスや避妊具が用意されていて。
 いつでもセックスが可能な状況になっていた。



[後戯へ]

1/3ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!