【生きている性欲処理人形】C

 翔摩は、それからも毎日、毎日、紗那とセックスを繰り返した……翔摩は気づいていなかった。新陳代謝が停止して排泄も食物摂取を必要としなくなった、紗那の体の中で子宮の機能は生きていたコトを……生理は無かったが、排卵は翔摩が射精するたびに起こり。※卵子が受精するまで続いていたコトを。

 そして翔摩が紗那の体の異変に気づいたのは。
 セックス中に紗那の下腹部が触った時、子宮のある辺りが膨らんでいるのを知った時だった。

 紗那が額を枕に押しつけ、ネコが伸びをするようにヒップを浮かせた、アヌス丸見えの『猫後背位』のポーズにして後ろからチ○ポでマ○コを突いていた翔摩は膨らみはじめた下腹部を撫でながら首をかしげる。
「あれ? 紗那のお腹、なんか膨らんでいない?

 怖くなってチ○ポを引き抜いた翔摩は、仰向けにした紗那の下腹部を凝視する。
(もしかして、紗那、オレの精子で妊娠している?)

 生き人形を受胎させてしまった事実に動揺する翔摩。
 数分後……翔摩は現実を受け入れた。紗那の乳首を指でつまんで、軽く引っ張りながら呟く。
「そうか……オレの精子で孕んだのか」

 しばらくして翔摩は紗那と、紗那のお腹の子を全面的に受け入れる覚悟を決めた。
「考えてみたら、紗那はどんな行為や変態的な体位も、すべて受け入れてくれたもんな……避妊しなかったオレが悪い、今度はオレが紗那を受け入れる」

 生き人形の紗那は、産婦人科に連れていけない……食物摂取を必要としない紗那の母体と、胎児に栄養を与えなければならなかった。

 いろいろと考え悩んだ末に翔摩は、ある方法で母体と胎児に高タンパク質の栄養を与える方法にたどり着いた。

「こうなったら、オレの精液を紗那と子供に与えよう……栄養の吸収率を高めるために、膣と直腸に毎日射精する……オレは紗那が、オレの精子で孕んだ子供を生むところが見たい」

 翔摩は紗那の新しい命が宿った腹を撫でながら、紗那の唇と自分の唇を重ねた。

「オレが紗那と、紗那のお腹の子供を守る……だから元気な子を生めよ」
 七夕の夜に地上で出会った、淫らな織姫と彦星は再び交わった。

【おわり】

※排卵されて受精しなかった卵子は紗那の体内で溶けて吸収され、再び卵子製造の養分になるように紗那の体は宇宙人に改造されています。

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あきゅろす。
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