【もしも……快感以外の感覚でセックスをしたら?】A

 裸の紗那は、ベットの上にいる男性に近づいて挨拶する。
「はじめまして、あたしは博士の助手をしている紗那です……これから、あなたとセックスをします……ええと、名前は?」
「翔摩です」
 うなずいた紗那は、準備を進めている博士に向かって訊ねる。
「博士、はじめてもいいですか?」
 ワイヤレス式のコントロール装置本体の微調整が終わった博士は、指でOKサインを出して言った。
「最初は愛撫からはじめて、互いの性器を濡らすんだ……マ○コとチ○ポを濡らせ」
 向かい合ってベットの上に座った紗那と翔摩は、互いの性器を愛撫する。
 翔摩は紗那のAカップの胸を優しく揉んだり、強めに揉んだりしながら同時に女性性器の方にも手を差し入れて……クチュクチュと柔らかく……そして、いやらしい手つきで、いじくり回す。

「んッんッ……あぁんッ」
 紗那の方も翔摩の性器を手で愛撫した。
 愛撫を続けていると、二人の性器はトロトロに充血して性交準備が整って発情してきた。
 翔摩は紗那のマ○コ穴に指を突っ込んで、ジュポッジュポッする。
「あぁぁぁ……翔摩愛撫上手、指だけでイカされそう……あふッ」

 博士が体位を指示する。
「まず、紗那くんが男性に騎乗する『女性騎乗位』でセックスしたまえ」
 指示に従って仰向けに横たわった翔摩を跨いで騎乗した紗那は、翔摩の十八歳のチ○ポに手を添えると、トロッと蜜を含んだ自分の性器穴へとチ○ポを誘導する。
 紗那が言った。
「これからマ○コにチ○ポを挿すからね……よく見ていてね、自分のチ○ポが穴に入っていくところ」

 紗那が、ゆっくりと腰を沈下させる……ブジュゥゥと、膣穴が拡がり翔摩の肉欲棒をくわえ込んでいく。
 半分ほど収まったところで紗那は腰を上下させて、騎乗位セックスを開始した。

「あッあッあッ……普通に気持ちいいです……博士」
「よし、感覚を変化させるぞ……まずは『喜怒哀楽』の『喜』で、二人に笑いながらセックスをさせてみよう……ポチッとな」
 紗那がいきなり、腰を上下に動かしながら大笑いをはじめた。
「あはははは……楽しい、セックスって楽しい! あはははははははははははははははっ」
 紗那に騎乗されている翔摩も笑う。
「ひーっ、ひーっ、あはははははははは……笑いすぎて苦しい、ははははははっ」

 異様な光景に博士は首を横に振る。
「笑いながらのセックスはダメだな……ラブホがうるさくなってたまらん……今度は体位を変えさせて『怒』で怒らせながらセックスさせてみたらどうなるかな?」

 動物のように四つ這いになった紗那に翔摩が後ろから、チ○ポを突っ込んで抽送する……ずちゃずちゃ。
 感情をコントロールされている紗那が、セックスしながら怒りはじめた。
「ぷんぷん! なんかメチャクチャ腹が立ってきた! しっかり腰動かしてマ○コ突きなさいよ! もっと、もっと動くのよ。ぷんぷん」
「やっているよ! ぷんぷん! 我ながら腹立つほどテクニックが無い、下手くそな腰の振り方だなぁ! ぷんぷん」

 怒りながらのセックスは……喧嘩に発展しそうなセックスだった。博士は「怒りのセックスは体に悪い」と、二人を正常位にして今度は泣きながらセックスをさせてみた。

 正常位でズンッズンッ突かれながら、紗那は泣きじゃくる。
「うわぁん……悲しいよぅ、なんだかわからないけれどセックスしていると涙出てくる……ひくっ、ぐすっぐすっ」
 翔摩の方も泣きながらセックスをする。
「うわぁん……女の子の泣き顔を見ながらセックスするのは辛い……泣きたくなってくる、うわぁぁん」

 見ている方も辛くなってくる光景に、レンズ越しにセックス撮影している博士も、もらい泣きをした。



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あきゅろす。
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