【ニャンコGL】@

 ちょっとした近未来〔平行世界の〕……安いアパートの自分の部屋に仕事が終わった沙羅が帰ってきた。
「ただいま、流依いい子にしていた?」
 沙羅の声に部屋の奥の方から、首輪の鈴を鳴らして。『猫耳』と『猫尻尾』を生やした、四つ這いの裸の女が出てきた。
 遺伝子操作を施された、裸の猫女が喉をゴロゴロ鳴らしながら沙羅に言った。
「お帰りにゃ、沙羅が仕事に行っている間……流依寂しかったにゃ」
 ショートヘアの流依は、尾骨から生えている猫の尻尾をピンッと立てながら、沙羅の足元に裸体をスリスリさせる。

※政府の人口増加を目的とした『多子化政策』と『医療技術の飛躍的な発展による高齢化』に伴い、日本国〔平行世界〕の人口増加グラフは、底広のヒョウタン・ピラミッド型が続いていた。

 さらに、Aiが進歩発達することで仕事を奪われるコトに危機感を持った国民の『Aiクソくらえ運動!!』が全国に広まった結果。
 Ai産業は停滞して、代わりに企業の求人雇用は爆発的に増大した。そのため、雇用完全就職率は120%越えの飽和状態となり。
 皮肉なことに雇用からあふれた就労希望者が町中に、ゾンビのごとく溢れる社会情勢を招いた。
 政府は就労しない者たちにも恩恵で給付金配布が可能になり、生まれてから一度も働かずに死んでいくGPO〔国民総生産〕に貢献しない者たちの出現に世界の国々の。

「ふざけんな!働きもしない者の面倒を国が一生見て。その上、海外からの就労者を一切受け入れないで自国の労働力だけで、国の経済まかえるふざけた黒字国なんて認められるか!!」との、妬みと僻みを避けるために政府は
 就労を望む失業者にも何か役割を与える目的で『人間ペット法』を制定した。
 これは、誰かのペットになっても世間の役に立ちたいと望む者に、ペット遺伝子の適合検査を行い。
 適合者にペット遺伝子万能細胞を移植する……という法律だった。
 流依の適合ペット遺伝子は、家ネコだったので、ペット化を望んでいた流依はネコになった──。

 裸体をスリ寄せてくる流依の頭を、沙羅は撫でながら言った。
「それにしても、ペットショップのケースの隅にうずくまっていた流依が、こんなに元気になるなんてね」
「あのまま、売れ残っていたら流依は処分されていたニャ……沙羅に買ってもらえて、流依は幸せニャ」
 沙羅が流依に命じる。
「流依、いつものやって見せて……ネコがよくやる、例のやつ」
「わかったニャ」
 裸の流依は沙羅に向かって、大股開きで座って性器公開すると、顔の近くまで上げた片足をペロペロとナメはじめた。
「ニャニャニャ……ペロペロ」
 流依の舌先は膝の裏側から、内股へと移動して性器の溝に到達する。
「うにゃぁ……マ●コ、いやらしくて美味しいにゃあ」
 ネコの遺伝子が組み込まれた流依の肢体は、柔軟だった……ネコのように肛門にまで舌先が届いた。
 沙羅は隣の部屋から持ってきた、太いソーセージを流依に渡す。

「次はコレ使ってオナニーしてみて」
 流依は渡された太いソーセージを使って、オナニーする。
「うにゃぁぁ……太いソーセージのオニャニー気持ちいいにゃあぁ」

 流依が発情したメスネコのように、オナニーをしているのを眺めていた沙羅も、興奮して衣服の上から胸や股間を触る。
 やがて下着にジワッと、愛液の淫ら染みが浮かんでくると、沙羅は息づかいも荒く、脱衣して全裸オナニーを開始した。
 床でオナニーしている流依が、立ったままオナニーをしている、飼い主の沙羅を見上げて言った。
「にゃあぁぁ……沙羅のマ●コ丸見えにゃ

 沙羅と流依は、いつものように寝室に移動した。
 ネコで下になった流依を抱き締める形で重なった、沙羅はいつものように流依に、ベロチュウ〔舌と舌を絡める濃厚な口づけ〕のキスをした。



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あきゅろす。
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