催眠プロセス初期段階『運動支配』〕〜催眠プロセス深化段階『年齢退行』


催眠プロセス初期『運動支配』

 沙羅は椅子に座って眠っている、流依の背後に回ると、優しく両肩を撫でながら囁く。

「流依は今、とてもリラックスしています……右腕が自然と上がってきます」

 流依の右腕が静かに上昇すると、沙羅は上がった腕をもどさせて次の暗示を与える。

「今度は眠ったまま、椅子から立ち上がります」

 命じられるままに、両目を閉じた流依が立ち上がる。沙羅は流依の動きに満足する。

(運動感覚支配の段階は成功……ふふっ、まるで命令されて動くロボットみたい。次は『感覚支配』ね)


催眠プロセス中期『感覚支配』

 沙羅が流依に言った。
「もう、流依にはあたしの声しか聞こえない……とても暑く感じてくる……もう暑くて暑くていられない」

 流依は「はぁはぁ……暑い」と、言いながらシャツのボタンを外しはじめた、上を脱いでブラジャー姿になると、沙羅が脱ぐのをやめさせる。
「今は暑くない、とても心地よい気候……ほらっ、お花畑の中に流依はいる……花のいい匂いもしている」

 流依の表情に安らぎが浮かぶ……今の流依の段階なら、酸っぱいレモンも甘いと感じさせることができる。

 沙羅が流依の首筋に舌を這わせる、流依は少しだけ身悶える。

「ナメられても何も感じない……流依は夢を見ている、全裸で花畑に立って、全身をナメられている淫夢を見ている……でも、ナメられても何も感じない……ナメられている感覚だけ体に蓄積されていく」

 流依は身悶えることがなくなって、沙羅にされるがまま無反応でナメ回される。

(知覚と感覚支配もクリアーしたわね……さて、いよいよ催眠深度を『深化』させていきますか……もっともっと、深い催眠段階に)

 沙羅が流依の耳元で囁く。


催眠プロセス深化段階『年齢退行』

「流依は、エスカレーターに乗って下っている……もっと、もっと深いところへ」

 流依の催眠は深化していった。頃合いを見て沙羅が言った。

「あたしの言葉を繰り返しなさい……『流依は今、催眠状態になっています』」

「はぁはぁ……流依は……今、催眠状態になって……います

「『流依は、深い催眠状態に堕ちていきます』……ここまで、繰り返しなさい」

流依は……深い催眠状態に……堕ちていきす……はぁはぁ」

 流依の催眠が最終段階に、到達したのを確認した沙羅が言った。

「流依は、今と同じ深い催眠状態のまま目を開ける」

 流依の両目が開くと「さあっ、占う場所を移動しましょう」と言って。沙羅は流依の片手を引いて、隣の寝室へと流依を連れてきた。

 ベットの端に座らせた流依に、沙羅は興奮する。

(このまま、全部脱がして流依をメチャクチャにしたい……でも、それは後のお楽しみ『年齢退行暗示』で、流依をもっと従順にしないと)

 ビアンな女占い師沙羅の、流依への卑劣な催眠行為は続く。沙羅は流依をベットに横臥させると、両目を閉じさせた。

「流依、赤ちゃんの年齢までもどりましょうね……最初に胎児の段階までもどってから、生まれてきて、従順で無垢な心の赤ちゃんの年齢に……どんどん流依は、子供にもどっていく」

 女子高校生の流依は、ベットの上で体を丸め、意識の年齢逆行をはじめた。

 胎児のような格好で丸くなっている流依に、沙羅が暗示する。

「今、流依は胎児になって、お母さんのお腹の中にいます……さあ、産道を通って、お母さんの膣穴から元気に生まれましょうね……ほらっ、流依は今、誕生しました……もう生まれたから目も開きます」

 流依がベットの上で「おぎゃぁぁ! おぎゃぁぁ!」と産声をあげて泣き叫ぶ。

「ふふっ……まだ、ヘソの緒がついたままの流依……もう少し成長して一歳くらいの赤ちゃんになりましょうね」

 乳児の精神年齢になった流依が、嬉しそうに「ダァーダァー」と、笑う。

 沙羅は流依の衣服を、脱がしはじめる。

「さあ、生まれたままの無垢な姿になりましょうね……流依」



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