レズな女占い師の沙羅が、ノンケの女子高校生流依に『催眠』をかける
その日、JK〔女子高校生〕の流依は一人で、とある閑静な住宅街にある一戸建てのフェンス門の前に来ていた。
少し戸惑った様子で流依は、何回もインターフォンに指先を伸ばしては、押すのをためらって引っ込める動作を繰り返す。
数分後……ようやく、決意した顔で流依がインターフォンを押すと、スピーカーから若い女性の声が聞こえてきた。
《待っていたわよ……ロック解除するから、遠慮なく入っていらっしゃい》
ドアロックが外れる音がしてフェンスが開いていく……どうやら、家の住人は監視カメラで流依の様子を、ずっと観察していたようだ。
玄関のドアを開けて、ジプシー風の衣装に身を包んだ女占い師が流依を迎い入れる。
「ようこそ『沙羅の占い館』へ」
女占い師の沙羅は、流依を【占い部屋】へと案内する。
ロウソクの明かりが揺らめく、いかにも占いの館といった薄暗い内装の部屋だった。
沙羅が流依に言った。
「どうぞ、椅子に座って……実際に会ってみると、かなりの美人で可愛いわね」
「そんな、可愛いだなんて……すみません、本当に来ちゃって」
「いいのよ、あたしの方から来てくれって誘ったんだから……ちょっと、待っていて」
アロマな香りが漂い。リラックスできる音楽が流されている部屋の椅子に座って部屋の中を見ていると、沙羅が紅茶の入ったティーカップを奥から持ってきて流依の前に置いた。
「紅茶……好きってメールに書いあったわね」
「いただきます」
流依が紅茶を飲んでいる姿を沙羅は、静かに眺める。
沙羅と流依の出会いは、沙羅が開設している、占いのホムペに流依が相談のメールを送ってきたコトからだった。
悩み事の相談でメールのやり取りを繰り返しているうちに、二人は親しくなり沙羅が「無料で占ってあげるから、館に遊びがてら来なさいよ」と沙羅から誘われて流依はやって来た。
少し変な紅茶の味に少しだけ顔をしかめた流依は、すまなそうな口調で沙羅に言った。
「有名な占い師さんの占いを、本当にあたしは無料でいいんですか?」
「いいの、流依は可愛いから特別よ」
この時、沙羅の瞳の奥が、獲物を見つけた肉食獣のような輝きを放っていたコトに流依は気づいていない。
沙羅はテーブルの下から水晶球を取り出すと、流依の前に置いた。
水晶の表面には流依の顔が反射して映っていて、水晶の奥にロウソクの炎が見える。
「占いをはじめる前に、流依の心を解放して占いやすくするから……水晶の中心を静かに見つめて」
流依は言われるままに、水晶球を見つめる……沙羅の言葉が染み込むように、流依の心に入ってくる。
「体の力を抜いて……凝視して、何も考えずに頭の中を空っぽにして……呼吸を1から10まで、ゆっくりと数えて……一つ……二つ……ほら、とってもリラックスしてきた……三つ、水晶の中に映っている炎から目を反らさないで……四つ、自分の呼吸を意識して……」
流依は素直に沙羅の言葉に従う……それが暗示にかかりやすい体質かどうかを調べる『被暗示テスト』だとも知らずに……いつしか、メトロノームの音が聞こえはじめ。沙羅が手にしたロウソクを左右にゆっくりと動かすと、流依の目は自然とその動きを追う。
「十っ、静かに目を閉じて……少し眠りましょう」
目を閉じた流依から寝息が聞こえてきた。
沙羅は、眠った流依を眺めながら、ニヤッと笑う。
(かなり暗示にかかりやすい子みたいね……ふふっ、楽しめそう……さぁ、催眠初期段階の『運動感覚支配』に移りましょうか)
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