小話
friends
夜空に広がる満天の星が地上からでも良く見える日。
元民宿・炎では、おなじみの三人が賑やかにしゃべりあっていた。
「いや〜、でもある意味意外だよな〜。」
「んぁ??何が意外なんだ?ホロホロ。」
「俺たち3人の中で葉が一番年上ってことだ!俺、絶対お前よりは早く生まれてる自信があったのにな〜」
「…別にどうでもいいだろう。そんなこと。」
「蓮!…そーいやぁ、お前が一番年下なんだよな〜〜??(にやにや)」
「ムッ!!何が言いたいのだ、貴様!!!」
「あ〜、はいはい。宝雷剣は下ろそうね〜、蓮くん☆」
グサ。
「痛ってえ!!!何すんだ!蓮!!」
「五月蝿いっ!!貴様が俺の気に触るような笑い方をするからだ!!」
「仲いいな〜お前ら。」
「「良くないっ!!!」」
「そっか、じゃあこの4人の中じゃあ僕が最年長者ってことか。(葉の兄だから♪)」
「「「ハオっ!!?」」」
「やあ、こんばんは。」
「やあこんばんは、じゃねえよ!!お前なんでここにいるんだよ!!」
「うるさいよ、ホロホロ。あと、僕はお前ごときに“お前”なんて呼ばれるような相手じゃない。目上の人は敬え。」
「ならば言い換えてやろう。キサマ、一体何をしにきたのだ。」
「おや、蓮。物騒なもの持ってるね。あとでどうなっても知らないよ…?」
「お〜い、ハオ。お前何か用があって来たんか〜?」
「(いつもながら)ユルっ!!自分ちに敵が来てんだぞ!?」
「いい加減鬱陶しいな、この水色ツンツン頭。S.O.F――!!こいつの頭、アフロにしてやって。」
「うぉっっ!!ヤメロよ、このロン毛!!・・・って、ぎゃ―――!!!」
「お、おいハオ!!冗談じゃなくなっちまうぞ!」
「葉っ♪♪大丈夫だよ、軽い冗談だって。あ、僕今夜は得に用事無いけど、葉に会いたくなって来ちゃったんだ♪」
「ふはははは!!そっ・・その髪型、似合っているぞ、ホロホロ!」
「うれしくね―――!!!髪の先っちょだけ焦げて縮れて珊瑚礁みたいになってるじゃん、俺の頭―――!!!」
バシンッ!!!
突然、閉まっていた襖がものすごい力で開かれた。
「……随分とにぎやかじゃない。一体何時だと思ってんのよ!!」
「「「「(わぁ…。やばい…OKAMIが怒ってる…!!)」」」」
本当に賑やかな夜。
アンナのBINTAの音が近所中に鳴り響いて。
(ドンマイ☆!!少年たち!)
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