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涼宮ナツキの憂鬱
エピローグV
部室に戻ると真っ赤な顔したメイドさんが二人パイプいすに座っていた。

「どうしたんだ二人とも」

二人のメイドは同時に言った。

「なんでもないです」

「なんでもないよ」

「そ、そうなんですか」

思わず怖気ついてしまった。そこに、

「やっほー!」

元気よくドアが開き団長様が乱入した。やっほーって、お前なあ。

「亜紀ちゃん、美春ちゃんそろそろ暑くなったから衣替えしましょう」

なんか悪い予感がする。

「水着は却下だからな」

「わかってるわよ。あんたも見てみる?」

ま、まあ少しばかり興味はあるが。

「じゃあ、ちょっと着替えるから古泉君と外で待ってて」

とナツキに言われ、廊下でこんなことを考えていた。もしあの中で告白をしてたらどうなってたんだろうなと。

しかしまあ、やることは決まっているのだ。

俺はSOS団の副団長としてナツキといっしょに歩いていくんだ。

この青い空の下でいっしょにな。

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あきゅろす。
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