涼宮ナツキの憂鬱
第九十七話
自称、宇宙人に作られた人造人間。自称、時をかける少女。自称、美少女エスパー戦隊。三者三様の理由で涼宮ナツキを中心に活動しているのはいいが、一つ解らないことがある。
なぜ、俺なのだ?
なんで俺はこんなけったいなことに巻き込まれているのか誰か教えてくれないか?俺は特に何も能力のない普遍的な男子高生だぞ。
これは誰の書いたストーリーなんだ?
それともこれは夢なのか?
俺を躍らせてるのはお前か?ナツキ。
なーんてね。
知ったこっちゃねえや。
なんで俺がこんなに悩まなくちゃいけないんだ?全ての原因はナツキにあるらしいが、それならばナツキが悩むことだろう?なんで俺があいつの肩代わりをしないといけないんだ?俺は無関係だ。
とりあえず開き直ってみたが、俺のから元気はむなしく奈落の底に突き落とされることとなる。
どうやら俺には日常と言う文字に一文字付け加えなければならないらしい。
そう、俺の人生は非日常なのだ。
改めて今日そう思った。
[次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!