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短編
夏祭り(佐かす)



※現パロ






くっ…!!なんでこんなところにまでっ!!









〜30分前〜




「焼きそば1つ」



「はいよ〜!…って、かすがじゃん」



「なっ!佐助!?…何故お前がここに!?」




「いやー……まぁ、その…旦那達が喧嘩する度に色んな所破壊するからね……修理費を稼ぐ為にちょいとバイトを…」




「で、その中心人物達はどうしたんだ?」



「逃げたよ……ったく!!なんで俺様1人で焼きそば焼かなきゃなんないのさ!!」



「そういうキャラだからだろ、お前は」



「うう…………!ねぇ、かすが」



「…なんだ」





泣き真似をやめると佐助はニヤニヤ顔で私を見て来た。




……嫌な予感がする






「ちょーっとだけ手伝ってくんない?ホラ、看板娘だっけ?そんな感じで…「断る」なんでさー!!」




「私はこれから謙信様とデートなんだ!邪魔をするな!!」




「はい、嘘〜!絶対ないって!だってかすが、焼きそば1つしか注文しなかったじゃん」



「関係ないだろう!」



「いやいや、かすがだったら絶対謙信の分も買っとく筈っしょ〜?バレバレ」



「うるさい!」





バシッ!!…と私が佐助の頭を叩くと…






「うわっ…!!」




佐助の手は焼きそばを焼いている鉄板の上に…





「ギャー!!!」


「えっ!?」




見事に着地してしまった…













「佐助ェェ!!今帰ったぞ!!」



「あ、旦那、お帰り〜」




「ん?なんでかすがが居るんだ?」




「うるさい!!…元々はお前等の仕事だろう!サッサと代われ!!」




「…もう完売してんじゃねぇか」



「おぉ!!凄いでござる!!」





「かすがが手伝い始めたら飛ぶように売れたんだよ…俺様、ちょっと複雑…」



「売れたのならもういいだろう、私は帰る」




「あ、ちょっと!かすが!」



「…なんだ」



「屋台ももう終わったし、お祭、これから俺様と一緒に行かない?」





「ことわ…「あー、まだ火傷したトコ痛いなぁ〜」サッサと行くぞ!!」


「へへっ、そーこなくっちゃ!」



まったく、コイツは…!!








その後、金魚掬いをした佐助の手を見て、嘘だった事が判明し、ボコボコにして帰ってきた。





「ゴメン!ホントにごめんなさい!!」



「うるさいっ!!もう帰る!」



「ちょ、待ってよかすがー!!」



「近寄るな!!」







「…あいつ等、完璧に俺達の事忘れてるよな」


「某達は片付けでもするでござるよ」


「そうだな」






終わり


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あきゅろす。
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