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華を咲かせよう
3.



「ここは……??」

僕の目の前には教室で見た天井が広がっていた。起き上がろうとしたんだけど

「んっ!動かない…?」

手と足が縛られていて
床に転がされていた。

なんでだろう?と考えてたら

「やっとお目覚め?遅すぎなんだけど」

「うーむ、姫も可愛いらしいが、
こいつもそこそこ可愛いな…」

「ちょっと遡俐(さくり)先輩?!」

「冗談だ、瀬恋(せれん)」

「もう、そういう冗談は嫌いです。
制裁を加える相手を褒めるなんて」

と、頭の上から2人分の声がした。
誰だろう?と、ころんと少し転がって
2人を見えやすくなるような体勢になったら

「あらやだ、虫みたいに転がってるわ。
汚ない」

と、頭を踏まれた。

「うぅ!痛いよ…」

ギリギリと踏み潰されるように踏まれ
頭が痛い。僕が何をしたの!

「おい、瀬恋。
そんなことしてたら話できないだろ」

「まぁそうね」

と、やっと踏むのを止めてくれた。
誰が踏んでたの!の思い顔を上げたら、
体格が凄くいい人とキレイな人が立ってた。

「そんなに見ないでくれます?
不愉快なんだけど…」

「あっ、すみませんっ!」

キレイな人に怒られてしまった。

「おい、坊主」

と、今度は体格がいい人に
話しかけられた。

「あっ、はい?」

「俺たちはな、生徒会の親衛隊隊長なんだ。因みに俺は望姫の隊長。隣にいる瀬恋が一会長の隊長」

「そんな説明いらないよ。
ねぇ、今から君を制裁するから」


「制裁??」

「そう制裁。何人か男呼んだから
いい声で鳴いてね。後、ビデオ撮っておくから」

制裁って??
男の人呼んでどうするの?それにビデオ?

「そんな顔しても許さないから。
僕たちの一様を兄様扱いなんて本当許せないっ!」

と、瀬恋と呼ばれている
キレイな人はガンっと傍にあった机を蹴った。急に蹴るからびっくりした。

「可愛い声だな…これなら喘ぎ声が楽しみだ」

「遡俐先輩、ヘンターイ」

と、2人はまた話始めたんだけど、
今から何するのか僕にはちっとも、わからない。ただ、凄く大変なことになっているのはわかった。

どうしよう……。



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あきゅろす。
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