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華を咲かせよう
3



凪ちゃんと教室に入ったのはいいけど、

「僕たちの席どれだろうね〜?」

前 廊下
□□ □□ □□
□□ □□ □□
□□ □□ □□
□□ □□ □□
■■ □□ □□
■■ ■□ □□ (←教室の席)


って感じになってて、
■の部分が空席だった。
どういう順番になってるんだろう?
番号順かな??

「ねぇ、ちょっと?」

と、凪ちゃんが近くにいた
クラスメイトに話しかけた。

「これどういう順番で座ってるわけ?
適当でいい感じ?」

凪ちゃんはすぐ行動する人だから
スゴいよね〜。
僕なんかウジウジしちゃうもんなぁ…

「あぁ、うん…そんな感じだよ。
て言うか、お前何背負ってるの?」

と、クラスメイト君が僕を指差した。
指差されるのは好きじゃないけど
初対面だもんね!

「柏木つくるだよ〜♪、よろしくね〜」

初対面の人には笑顔をっ!って
気持ちで挨拶したんだけど…

「なっ……なななっ?!」

と、クラスメイト君は僕を指差したまま
顔を真っ赤にさせて口をパクパクしてた。

「お魚さんのマネしてるの〜?
僕、金魚さん好きだよ〜w」

「つくる、天然すぎ。
あんまり敵増やさないでくれ…」

「敵??友達じゃなくて??」

凪ちゃんはまたため息をついてた。
疲れてるのかな??

凪ちゃんは顔を真っ赤にさせている
クラスメイト君を無視して
また歩き出した。
まだ、お名前聞いてないのに…!

「はぁ、まぁいいよ。
つくる、どの席がいい?」

「ん??えっーと、
一番うしr 「ちょっと待ちなさーいっ!!」

と、待ったが入った。
この声は、

「みや姉先生??」

と、後を見たら何故かボロボロの姿で
仁王立ちするみや姉先生がいた。

「つくるくんはここ。
私と一番近くに居られる
真ん中の一番前よ!」

「先生? もうそこに人が
座ってるんですけど?」

「あぁ、高橋くん。
君は違う席に移りなさい」

と、真ん中の一番前の席に
座っていた高橋くん?に強制敵に席を
交換させようとするみや姉先生。
高橋くん、不憫だなぁ

「おい、オカマ
何勝手なことしてくれてるんだ…」

「みやちゃーん?
つーちゃんは後ろがいいぽっいよ♪?」

「俺、つくるの隣がいいんですけどー?」

と、またボロボロになっている
かなくんたちが教室に入ってきた。

「うるさいわ、教師命令よ」

「横暴すぎです、先生…」

ボソッと呟いた凪ちゃんの声にも
みや姉先生は反応し
真っ黒笑顔で僕たちを見てきた。

ん〜…みや姉先生は何か怖いし、
皆の隣で座りたい。
と言うか、後の席に座りたい!

「みや姉先生〜??」

「なぁに?つくるくん♪?」

さっきの真っ黒笑顔とは一変。
輝かしい笑顔で僕を見てきた。
代わり映え早いなぁ〜…

「僕、後の席に座りたいよ??
ダメかな…?」

コテンと首を傾げたら

「………可愛いから、許すわっ!」

と、鼻から赤い液体を出しながらグッと
親指を立たせるみや姉先生がいた。

「つーちゃん、ごめん。
可愛いすぎて起っt ((殴

「千夜、正直に言うなっ!」

「凪、つくるが可愛いから俺にも
つくるをおんぶさせろ」

「だめ、要。これは譲らないよ」

「私は一緒に住みたいから天津君。
つくるくんをこっちに渡しなさい」

「「「渡さねーよ!!」」」

「みやちゃーん、
つーちゃんの暮らすのは俺だよ?」

「「「てめーでもねぇよ!!」」」


〜10分後〜 (割愛精神万歳←)

結局最後の方の会話は
キャッチボール(会話の)が早すぎて
僕もよく分かんなかったけど皆、
仲良しでよかった♪

あと、結局席はじゃんけんで決めて


前 廊下
□□ □□ □□
□□ □□ □□
□□ □□ □□
□□ □□ □□
日凪 □□ □□
僕 要 千□ □□ (←教室の席)

って感じになったよ!
僕、いつも背が低いからって
前の席にしかなれなかったけど、
初めて一番後になれて嬉しい!!

でも、ひーくんと凪ちゃん背が高くて
早速黒板の文字が
見えないっていう現実……むぅ。






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