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華を咲かせよう
3


突然声をかけられたため、

「うわっ!」

と、びっくりしそのまま転ける!と
思ったら
横から手が出てきてつくるをキャッチ。

「ごめん、
そんなに驚くとは思ってなかった」

とまた同じ声が背後から聞こえた。
転けるとこを助けて貰い
お礼を言わなくちゃと後ろを振り向いたら

美形がいた。

「ん?おーい僕大丈夫?」

振り向いたのはいいが
目の前に美形がいて放心状態。
なんせ、まだキャッチした体勢でお互い
いるから顔が少し近いのも当たり前。

「うわわっ、ごめんなさいっ!
助けてくれてありがとうございます!」

ぼっーとしてるとこじゃないと
自我を取り戻しお礼を言う。
美形は謝られると
思ってなくて驚いていた。
でも、すぐににっこりと笑って

「いえいえ、怪我がなくてよかったよ」

笑った顔を美形さんだぁと呑気に
つくるは考え

「お名前なんて言うですか?
あっ、僕は柏木つくるです!」

と小さくお辞儀をしながら聞いてみた。

「天津凪(あまつなぎ)だよ。
つくる、よろしくね」

えくぼをつくりながらにっこり笑って
くれた凪。つくるも笑顔で

「凪先輩、よろしくです!」

と挨拶返し。
凪は少し顔を赤くしながらも冷静に

「先輩?
俺一年生だから先輩じゃないよ、つくる」

「うぇ!?
僕も一年生だよ!
同級生だね♪」

と、にっこりと笑う。
凪はこんなに小さい子が一年生?と
考えていた←

「じゃあ、改めて
凪ちゃんよろしくね♪」

「凪ちゃん///?
そうやって初めて呼ばれたよ、つくる//」

とつくるの笑顔に照れる凪。

「駄目だった……??」

しゅんと俯くつくるに凪は

「そんなことないよ!
初めて驚いただけだから!
それにつくるにそうやって呼ばれて
俺は嬉しいよ///」

「本当!?
よかったぁ〜」

しゅんとした顔がぱぁぁとした笑顔になり
ひと安心したが凪的には
つくるの笑顔に
段々可愛すぎて直視できなくなったので

「つくる、腕離すからたてる?」

と、ずっと軽く抱き締めていた体勢を
直すことに精一杯だった。



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あきゅろす。
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