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僕だけ見つめて囁いて?
特等席だから




それから俺達は各々自由な時間を過ごした。

俺は適当なテレビ番組を見て、腹が減ったら二人分の飯を作った。

西田はテレビを見ている俺を後ろから抱き締めて、俺の手と戯れていた。


擽ったいけど心地良い時間は過ぎていき、今は夜中の11時20分。

俺と西田はサークルの飲み会に来ている。


「ったくよぉ〜、何も別れることねぇじゃんよ…なぁ?」

「まじで?!あり得ないんだけど!!ウケるぅ!!ギャハハハ!!」

「飲み過ぎですよ、先輩!」

「うるっせぃ!!お前も飲め!!」




…酔っぱらった先輩と、人格が豹変している女性方と、困り顔の後輩たち。

それに混じって話しをしている西田。



すっげー、変な光景。



ウチの飲み会は毎回こんな感じだけど、どうやら今日は先輩が彼女と別れたらしく、そのせいなのか何時もより三倍くらい騒がしい。


なんて近所迷惑な連中だ…。


俺もその集団の1人何だけどな…


苦笑が漏れる。






「どうしたんですか?三森さん。1人でニヤけて」

「…藤、原…?」



騒がしい塊から抜け出してきたらしい後輩の藤原が怪訝な顔をして俺の顔を覗き込んできた。



[*フイッ][ジーッ#]

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あきゅろす。
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