[携帯モード] [URL送信]
護衛任務 シカマル
(※)先が見えない の続き

生気を失った眼。にこやかに笑う癖に蔑む心を持ち続ける女。かつて俺が護衛任務を受けた姫さんは、今や火の国の中でもかなり有力な大名家の女。あの結婚で飛躍的に力を大きくしたらしい


そういう観点かりゃ見れば彼女は立派な娘。だが俺の超主観的な観点かりゃ見れば、何の魅力もねぇ女


(あん時はまだ、ただの女らしかった分良かったけどな)


国というカタチのない権力に押し込められたアンタと、血に手を染めた俺と


「似た者同士は上手くいかねーってセオリーがあんのさ。だからよ」


忘れた。あの刹那の、馬鹿みてぇな空気感


あぁ、それとアンタの名前










護衛任務
(二度と就きたくないね、俺は)




[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!