闇と光が出会う シカマル
決まってたんだろ。答えなんて、あんたの胸にずっと
「そろそろ時間なんだ」
夜が明ける。耳をふさぐ手の隙間から彼女の声が聞こえる。このままじゃいられないんだと息を詰まらせた俺の本音
「お互い振り返らずに帰ればいいだけ、ね?」
諭すように笑う女の言葉で乾いた心。俺が頷くのを待つなら無駄だが、分かってる。あんたは待ちはしない。俺が望む二人にはなれない
「見ないことにして、忘れてよ」
あんたが、里を抜けるのを、か?天秤にかけるのは俺の気持ちだろうが。今は
「じゃあ、ね」
闇と光が出会う
(透かされた本音を見過ごして君が行く)
←→
[戻る]
無料HPエムペ!