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病む夜
割と冷える夜なのでストーブをつけようと思ったらストーブがなかった。

「参ったな、布団だけでしのげるかな。」

「大丈夫だ、俺も一緒に布団にはいってやる」

「君体温高いの?」

「何いってんだよ遭難よろしく二人で熱くなろうぜ!」

「おやすみー」

「えー!しないのー!」

「僕明日大学だしね」

「ちえ。まあいいや布団いれて」

「せまい…」



「う…」

日付が変わるころ、やはりきた。


巫女子ちゃんの件で負った骨折や怪我の数々は完璧に治り、傷口も塞がったのだが。
後になって、冷やしたりするとじくじく痛くなることが分かった。

今日みたいな夜はバキバキに折った指がとても痛む。数が数だけに地味にいたいがどうしようもないのが厄介なのだ。


「…いつつ…」

「指痛むのか?」

「うわっ!起きてたのか?いや起こしちゃったのか。ごめん」

「起きてたんだよ。それより指?」

「ん、まあね。あんだけ折れば仕様がないといえばそうなんだけど」

「あんま怪我してくれんなよ。俺そういう包帯とか眼帯とかに萌える属性じゃないから」

「努力はする」

「おう。いや、俺が守ればいい話だな。ホレ、手かしてみ」

「?」


何かいい方法でもあるのかと手を差し出せば、人差し指にキスをされる。
びっくりして手を引こうとしたが逆に引っ張られた。

そのまま零崎は唇で甘がみしたりもしながら一本一本、丁寧にキスをしていった。


「なーにえっちぃ顔してんだよ」

キスされてる自分の手をみていたのだが、顔を上げるとキスしながら零崎は入れ墨を歪めてニヤニヤと笑っている。


「お前の行動の方がえっちぃだろ」

「でも指はいたくなくなっただろ?」


確かに零崎の唇によって暖められたのか指は痛くなくっていた。(…不本意に体が火照ってきているのも大きな要素なのだろう)


「かはは、俺の愛情はすごいだろう!」

「…零崎、お前の狙い通りになりそうで少し悔しいけど、他にも体中痛いとこがあるんだ。そっちもお願いできる?」


「傑作!仰せのままに、お姫さま」
「戯言だ…」

情万能説













ほんとに骨折したとこが病むのかはしりません(笑)捻挫とかは病むよね…
今私の両足首と右肘が病んでます(^^;)右肘心当たりないのに!


最近なんか誘い受け系ばっか書いてるような気がする。

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あきゅろす。
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