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3日目、夜中。

「零崎ー、眠れなーい」
「昼寝なんかするからだ…」

「だって部屋に閉じこもってばっかりだから、やる事ないんだもん」
「まあそうだよな…」


携帯で時間を確かめると、夜の3時。

「いーたん、こんな時間だけど散歩でもいくか?」
「…外でていいの?」
「この時間ならちょっとくらい大丈夫だろ。人の居ないとこ限定だけどな」
「行きたい!」
「じゃあ行くか。あ、万が一の時のために変装しろよ」
「セーラーでいい?」
「帽子被る程度でいいんだけど…」
「でも、セーラーだったら零崎と手繋げるし、ね」

嬉しそうに笑ういーたん。早速着替えにかかったので口には出さなかったが、夜中だから女装しなくたって手は繋げるんだぜ…
俺は寝間着から簡単に着替えた。


「久しぶりに外の空気だー」
「そうだな。丸3日だもんな…」
「うん。でもずっと零崎と居れるから」

ふふ、と笑って腕と手を絡める。

「ちょっと寒いなあ」

前この道を2人で歩いた時はもっと寒くて、俺はいーたんにぴったりくっついてガチガチ震えてた。いーたんも寒かったらしくて繋いだ手を俺のポケットに突っ込んで、2人して早足で帰ったっけ。


急に鼻の奥がつんとした。体冷えすぎたか?


「いーたん」
「ん?」
「いーたん、いーたん、いーたん、いーたん…」
「だから、なに?」
「…なんでもない。呼んでみただけ」

(名前だけでも呼んでないと思い出まで眠ってしまいそうで)




零僕祭!(5/20)


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あきゅろす。
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