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「いーたん、ごめん、やりすぎた」
「……でも、気持ちよかった…」
「え…怒ってない?」
「怒ってないよ。」

いーたんが俺の手を掴んだ。
起こしてというのでそのまま引っ張って起こしてやる。

「…うわ、すごいでてる」

自分の腹にぶちまけた精液を指ですくって、苦笑いをした。
「てゆうか」

キッと俺をみて、どすっと後ろに押し倒す。いーたんは跨って馬乗りになった。
おお、珍しい眺め。

「急にあんな事するなんてひどいな。あれ苦しいんだぞ」
「ごめんごめん。いや、なんかいつもより気持ちいいので今日のイヤな事ふっ飛ばしてやろうと…」
「意識までふっ飛びかけたけどね」
「でも気持ちよかったろ」
「気持ちよかった…でもあんな苦しいのはやだな。」
「正直、いーたんは我慢仕切れないかもなって思ってたよ。」
「僕もよく我慢できたと思う」


なんかご褒美ないの、と俺の頭の横に手をつく。


頬をなぞるついでに横髪を邪魔にならない様にかきあげると、いーたんが伏せた。そのままいーたんが満足するまで、長い長いキスをした。




結局あの後長いキスにのぼせたいーたんは寝てしまって、一度寝てしまえば風呂にいれようが体を洗おうが起きなかった。

「やっぱり無茶だったかな」

浴衣を着せたいーたんをシーツを直したベッドに寝かせて、俺も寝た。今日は体力相当使ったからすぐに寝れた。




横が急に寒くなって起きた。いーたん起きたのか…?

「うん…うん…、ありがと。ん。うん…代わったら切る。ん…てゆうか、寝る…はいはい、じゃ」


いーたんはごそごそと布団に戻ってくる。
「でんわ…?」
「うん。」
俺の腕を布団からだして、よいしょと枕にして寝る。

近くにごそごそ寄ってきたと思ったら頬にちゅ、とキスをされて、耳元で「僕の勝ち」と呟いてまた寝てしまった。よくわからない、と思いつつ睡魔に負けて俺もまた寝た。



次に眼をさまして横をみると、まだ くかーっと寝てるいーたんが寝涎を垂らしてた。
なんだか面白くて、なんだか幸せで、なんだか胸きゅんした。ぎゅっと抱きしめて、額にちゅーして、そっと腕を抜いて枕を挟める。


髪をしばって小さなテーブルをみると、知らない紙袋があった。

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