9 「ん、く、…っ、ふ…!っは、いき、んっ…ま、って、うー…」 短いけど間を置かず繰り返されるキスに音を上げるいーたん。苦しそうにしたので口を離すと胸が上下した。 「はぁー、ぁー」 「あーらら、涎たれてる」 「はぁ、あ、息、くるしい。」 「ごめんごめん。喋んないで息してな。おさまるの待つから」 その間も耳や首にキスをして、絶え間なく小さな快感を送った。 「いーたん、もうこんなになってる」 親指でぐっと先端を押すとびくりと揺れて先走りが増した。 「かは、すげー。ほら、指べとべと」 「っあ、ああ、だめ、やだ、やだって、離して」 「ここぐりぐりされるの嫌い?」 「ん、ぁっ!」 「良さそうだけど」 「めっ…って、いっちゃ…から、あっ」 「いってもいいぞ?」 「…零崎、僕の中にいない、じゃないか」 ちょっとむっとしたように睨まれる。涙目でやられたらどんな目つきでもお手上げだ。 「じゃあ、お言葉に甘えて。」 ゆっくり先を入れたそこは柔らかく湿っている。でも、キツイ。いーたんもぎゅっと眼をつぶってるから、不安になって大丈夫か聞いた。 「痛い?」 「痛くは、ない」 「苦しい?」 「…我慢する」 「いい子だ。じゃあ、ゆっくり息はいて」 「ふ…っ、く、は…」 「そう。ゆっくり息吸って」 「…、う…」 「ゆっくり息はいて。」 「… んっ…入って、きた…ぁっ」 「まだ半分くらい。もう一息だ」 「ん…ん…!う、うあ、」 「浅いとこはさっきやったから入りやすかったけど…奥の方キツい…大丈夫?」 「大丈夫…零崎も苦しいでしょ…」 「ちょっとな。いーたんほどじゃない」 「…ね、全部入れて?」 「奥までいってもいいのか?」 「大丈夫。手、」 ぎゅっと手を繋いで、中を進む。 呻きと喘ぎが混じった声が息と一緒に吐き出される。 「ぜ、ろ…ざき、っ」 「ん?痛い?」 頭を横にふって、熱い息をはく。 「気持ち、ぃい…っ」 声と顔に思いっきり興奮した。 (7/10) [*前へ][次へ#] |