REBORN!
王子様との出会い
学校帰り、家の近くで夜宵の泣き声を耳にしたツナ。
「うえぇ――――ん!!」
「どうしたの、夜宵!」
「怖いよ――――!」
「家の前に黒服の人だかり。もしかして…」
「わりぃな。驚かせたみたいで」
「やっぱり、ディーノさん!」
「ツナの妹だな。
初めまして。小さなレディ。俺はディーノ。」
ツナに抱き上げられた夜宵に目線を合わせて腰を折り、手を取って指先に口付けるディーノ。
「驚かせて、ごめんな」
にかっと笑って頭をくしゃりと撫でる。
「さ、沢田夜宵、4才です!」
「うわぁ、何か、凄い」
「何ぼーっとしているんだ、ダメツナ。マフィアは女に優しくしないとって前に言っただろ」
「リボーン!いつの間に!」
「ツナもあれ位出来ねーと」
「出来ないよ!」
「夜宵の様子が変だぞ」
「え?あ、本当だ。どうした?夜宵」
「王子様だ…」
「何―――――!!」
「夜宵、大きくなったら、ディーノさんと結婚する」
「はは、大人になったらな」
「お兄ちゃんと結婚するって言ってたのに――――!
ダメ!許さないぞ!」
「間を取って、オレと結婚するってのは…」
「ダメ!どこが間だよ!」
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