REBORN！
体験保育
「夜宵ちゃんも、小学校に入る前に体験保育で集団生活を体験しておいた方がいいと思うの」
「母さん、いきなり何を言い出すの！？」
「もうすでに申し込みして来ちゃった」
「早っ」
「ちょっと遠いけど、1日だけだから」
「お出かけ？夜宵楽しみー！」
「…何か不安だ」
「今日なんだけど」
「今日！？」
「間に合わないかしら。
遅刻なんてして、いじめられないといいけど…」
「ツナの出番だな」
バキューン！
「リ・ボーン！
死ぬ気で夜宵を遅刻させない！」
「行ってらっしゃい、ツッ君、夜宵ちゃん」
帰って来て。
「うわーん！もう保育園行くの嫌だ！」
「どうしたの！？いじめられたの！？」
「みんな夜宵を嘘つきだって言うの」
「何だって！？何を言ったの？」
「夜宵嘘なんて言って無いよ。」
「うんうん」
「お兄ちゃんは空を飛ぶんだもん」
「え？」
「リボーンは本物の銃を持ってるんだもん」
「…夜宵」
「獄寺君はタバコで花火に火を付けるし、山本のバットや竹刀は刀になるんだもん」
「そ、それは…」
「ランボとイーピンは大人になるんだもん！」
「それは言っちゃ駄目！」
「嘘じゃないもん！」
「嘘じゃないけど、普通は信じないから。
近所だったら耐性あるけど、今回遠くだったからな」
「夜宵の行動範囲内はヒバリと骸がいるしな」
「大抵はあの二人なら何でもありだしね」
「ヒバリさんに言って来るー！」
「夜宵待って！それだけはダメ！！」
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