REBORN! 野良犬との出会い 公園のベンチでぐったり寝転んでいる犬。 「腹へったびょん…。 柿ピーの奴、あれ位で飯ヌキにする事ねーのに…」 「じ―――――――」 「…何見てるんらよ」 「うわぁ!」 一旦逃げ出すちびっこ。 「チッ」 「じ―――――――」 「だから、何見てるんだびょん!!」 「風邪引いちゃうよ」 「余計なお世話ら…」 ぐ―――――――― 「お腹すいてるの?」 「う、ウッセー!」 「夜宵のおやつ分けてあげる。はい」 「うぜー」 お煎餅ばりぼり。 「はい、お水」 「それさっき砂場で遊んでたプリンカップじゃねーの?」 「お水…」 「…………貸すびょん」 その夜。 「は、腹痛ぇ…」 「拾い食いでもしたの」 「砂(の付いたプリンカップで水)」 「馬鹿」 その後、時々公園でおやつを分けて食べながら一緒に遊ぶ犬と夜宵の姿があった。 |