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その訳を知っている。(エミ金)

僕の頭を撫でるこの手が好き。

僕より白くて、僕より大きくて、とても優しいこの手が好き。



蒼氷色の瞳が僕を見つめる。


目が合った。


優しく微笑まれると、つられて僕の口も緩む。


貴方と過ごす優しいこの時間が好き。



でも、僕は知っている。
僕を優しく見つめるこの蒼氷色の瞳が揺らぐことを…
その時、浮かぶのは悲しみの色だ。


僕を映すその瞳がここには居ない誰かを求めていることを知っている。


それに気付く度、僕の心はぎゅうっと締め付けられる。


だけど、この優しい時間ができるだけ長く続くことを僕は願っている。

貴方の瞳にできるだけ長くいたい。

例えその瞳に僕が映らなくとも…


それでも構わないのです。




貴方の優しい手が好き。
貴方と過ごす優しい時間が好き。




貴方が…………好きなのです。





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エミールの一人称を私にしようか僕にしようか迷ったけど、僕の方が可愛いもんね^p^可愛いのが一番だよね^p^




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