最近私の彼は人気者です。


テニミュに出てから、ドラマに雑誌にといろんな所で活躍している。
ファンも多いらしく漣の部屋には手紙や贈り物がダンボールに沢山詰め込んであった

漣はどんどん格好良くなる


それに比べて私は漣に会えばわがままばっかり言ってる。めったに会えないのに。
会えない日が続いて不安になり夜もあまり眠れない。私って本当に漣の彼女でいいのだろうか…


『〜〜♪』


お気に入りの着信、漣だ。
時刻は12時を過ぎようとしていた。いつもは夜の10時を過ぎるとメールすらしてこないのに。
それも漣の優しさなんだ。


「もしもし・・・どうしたの?」

少し胸騒ぎがした。
けど、声は冷静を装って電話に出た


「ごめん、寝てた?」

「うんん。大丈夫」

「そっか」


漣の声はいつもより小さくて、元気がないような感じだった。

「どうしたの?」

再び同じ質問をする。なにかあったのだろうか?


「ん〜、なんでもない。・・・ただ・・・・・・」

「ただ?」

「名前の声が聞きたかった。」



その声は少し低くて、でもはっきりしたもので、思わずドキッとしてしまう。
そっか、漣も同じだったんだ。-私だけじゃない-そう思うだけでなんかすっきりした。だから私も伝えよう。


あなたの言葉で気づいたから



「れん〜」

「ん?」

「大好き」

「・・・しってる。」





-ao-
何か暗いな;
漣くんはちょっと難しいです。





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