優しさに

「うー。」

「大丈夫?」

「無理...しぬ。」


ずっとこんな感じでうなっている名前に何もしてやれない。女の子の日ってヤツらしいです。
俺には経験無いから何も出来ない。

冗談のように言った最後の言葉も辛そうで本当に消えてしまいそうだ。






「薬、」

「飲んだ。ちょっと横になっていい?」

久々に遊びにきたのに私の所為でずっとこんな感じ。
彼には解らないとわかっていながらも痛みに耐えられず優しい彼に頼ってしまう。






ベッドに横になった私の頭を大きな手で撫でてくれる。


大きな手がすごく安心する。


「たけの手暖かい。」

「そう?」


大きくて暖かくて気持ちいいしちょっとくすぐったくて口元が緩む。健志を見ると優しく微笑んでくれる。

あなたの優しさに惚れ直しました。






「ん?たけ…」
いつの間にか寝てた私の頭に手を置いたまま健志も壁にもたれて寝ていました。ありがとうなんていうの照れくさいからホッペに口付けてあげる。






-ao-
林野さん初夢。最近大好きなんです。





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あきゅろす。
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