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鷹龍学園





「…はっ…はぁ……はぁ」


「……葎、大丈夫?」



「…うっ…さいっ…はぁ…朔、なんで…キス、なんか…」


「言ったじゃん…消毒だって。」


「…っ、なんだよそれ!」

てか、どいつもこいつも俺にキスしやがって…。

何がしてーんだっ!



「…ねぇ、葎、場所かえて、この続きする?」



ブチ


「……葎?」


「………いい加減にしあがれ!!」



ゴンッ



「…っ…。」



俺は朔の頭めがけておもいっきし頭突きしてやった。

朔はよほど俺の頭突きが痛かったのか、床に膝をついて痛がってる。


ふんっ、俺の頭はどうせ石頭だよ!


「……り、つ…」


「…うっ…朔が悪いんだからな!俺は悪くねぇー!」


朔が俺の名前を呼んだのに、一瞬怯んだが、朔にそう言い捨て俺はその場から逃げた。


ものすっごい速さで階段を降りていく俺。


次捕まったら、何されるかわかったもんじゃねぇー!


だから、俺は、急いで逃げる!


もう二度とあんなのはごめんだぁー!!


俺は心の中でそう叫びながら必死に階段を降りていった。


もう、朔には捕まらねぇ!



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