[携帯モード] [URL送信]

鷹龍学園



「……しゅ、ん?」



「ごめん…俺は、お前を泣かすつもりはなかったんだ。」



「舜…。」


「…ただ、お前に触れたくて…他のやつなんかにお前を渡したくねぇんだよ…。」


……舜。


「……意味わかんないこと言ってんじゃねぇよ…。それに、…俺は泣いてねぇ。だから、謝んな…。」



「葎、…怒ってねぇのか?」



「……忘れた。」


「……葎。」



俺はなぜか舜がしたことを許していた。俺もなんで許したかわかんねぇ…。ただ、謝ってるときの舜が本当に苦しそうだったから…。
それに、舜は俺に謝ってくれた。だから、許した…。…それだけのことだ。




「…舜、もう二度とすんじゃねぇぞ…。」



「……。」



「……おぃ、なんで黙んだよ。」


「…いや、…それは無理だと思って。」


「はぁ?!なんでだよ!」



「…いや、この先、葎が俺のこと好きになるかもしんねぇだろ。だから、約束は出来ねぇなって。」



………ムカ。



ドカッ!




「…っ、」


「一生そこで痛がってろ!」





俺は舜のアソコをおもいっきり蹴ってやり、痛がってる舜を置いて、教室から出ていった。



あいつを許した俺がバカだった!
あんなやつもう知らねぇ!

舜なんか、


だいっきらいだー!!




[*前へ][次へ#]

26/31ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!