[携帯モード] [URL送信]

鷹龍学園
こちょこちょは苦手


「…だけど、



あいつはムカつく!」



「え、ちょっと晴先輩?」


え、なにいきなり。


「……俺も同感。」



「え、幸介先輩まで!」


なんでなんだ!



「だってよ、あいつホント生意気なんだよ!マジで腹が立って、腹が立って…」


「いや、でも、それは悪気はないって…」


「わかってるよ。でも、ムカつくもんはムカつくんだ!一回しめてやんないとな!」



「……晴先輩。」



はは…

…恭哉、気をつけろよ…。



「…そんなことより、葎、さっきからあいつのことばっか話してるけど、なんかそれ、ムカつく!」


「え、いや、…てか、なんでムカつくんですか?!」


ホント、意味わかんない。



「そんな葎にはお仕置きだ!」


「え、うわっ」



そう言って晴先輩は俺の腕を引っ張り、俺の脇腹をくすぐってきた。



「ちょっ、…っはは、晴先輩!くくっ…くすぐった…あははっ、ちょっ、やめて下さい!」



「問答無用!」


「っはは!ちょっ、ホント…、マジで…くくっ、あははっ、くすぐったっ」



てか、なんで俺くすぐられてんの?!
俺、こちょこちょ苦手なんだよ!マジ、死ぬ!

あ、そうだ…




「幸、っはは、介先、輩、助けっあひゃ、て下さっ」



って言えねぇだろうがぁー!!いつまでくすぐってんだよ晴先輩!




[*前へ][次へ#]

21/31ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!