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鷹龍学園



「あ、葎!」


「ストップ!」


俺のとこに来ようとした恭哉を俺は慌てて止めた。



「恭哉は速く逃げろ!お前まで捕まったら、優勝出来ないだろ。」


「……だけど、」


「……俺は大丈夫だから。」


「………葎。」



「……恭哉。絶対、豪華商品ゲットしような!」



俺はドアのとこにいる恭哉に向かって笑顔でそう言った。


俺は恭哉と優勝したいんだ。



「……葎、わかった。でも、ちゃんと逃げきって戻ってこいよ!」



恭哉はそう言って教室から出ていった。



恭哉も頑張って逃げきるんだぞ!


そんな恭哉に俺は心の中でエールを送っていた。







「……ねぇ、幸介、俺、なんか、つまんないんだけど。」



「……俺もだ。」






そんな恭哉と葎に、なにか不満を感じる先輩2人がここに。


そんな2人に気づくことなく、俺は恭哉の出ていったドアをずっと見つめていたのだった。




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あきゅろす。
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