[携帯モード] [URL送信]

鷹龍学園



「雅兄。」


俺は雅兄がいる近くまで行き雅兄を呼んだ。


そしたら、雅兄は満面の笑みで俺の腰に抱きついてきた。

雅兄は身長が高いから、俺に抱きつくときは絶対、膝をつけて俺に抱きつく。

なんか、それはそれでムカつくけどな…。



「りーつー!俺に会いに来てくれたの?ね?ね?」


「…そんなことより、雅兄、何、さっきの説明。」



俺は雅兄の質問に触れることなく、少し怒り気味にそう言った。



「……うぅ、だって、葎が俺と組んでくれないから…」


「…それとなんの関係があるの。」


「…つまんないじゃん…。」


「……はぁ、


雅兄、雅兄の説明のせいでみんな困ってんだよ。雅兄は生徒会長だろ。しっかりしろよ。」


みんなに迷惑かけて、…俺知らねぇからな。




「……だって、だって、……葎が悪いんだ…。」


「……え?」


なんで、俺…。


「葎が俺と組んでくれないからいけないんだ!勝手に恭哉と組むから…。もうこうなったら意地でも葎から離れない!」


「ちょっ!雅兄?!」



そう言って俺に抱きつく力を強める雅兄。


てか、離れないってあんたは子供か!




[*前へ][次へ#]

7/31ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!