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鷹龍学園
面白いこと



「二人して俺を無視しないでよ…」

そんな俺たちを見ていた一真が泣きそうな顔でそう言ってきた。ちなみに、一真は俺から離れている。というか離された、もちろん海斗に…。


「…あ、わりぃ。忘れてた」

「…海斗まだ居たのか?」


はい。上から俺、海斗の順な。
なぜか一真に対してはこんな扱い方になる。
海斗は俺以外にはこんな感じだけど…。

「二人して酷っ!!」

俺たちの態度があまりに酷かったせいで一真は半泣き状態だ。


「うそだって。つか泣くなよ」

そんな一真を見てちょっと可哀想になった俺は冗談と言うように笑ってそう言った。だけど海斗は違ったみたいだ…。


「そう、そう。葎は嘘って言ってんだから。」


…海斗さっき〈は〉を強調しただろ。〈は〉を!


「…葎がそう言うならいいや」


っていいのかよ、一真。
それより、お前も強調しただろ。〈が〉を!



…うん。もう気にしねぇ。気にしねぇよ俺。






「…はぁ。なんか面白いこと起きねぇかな」

俺は無意識の内にそう言っていた。
あ、やべ、また言ってるよ俺。


「葎はまだその口癖言ってるんだね」

「それって小学んときから言ってたよな」

「ん〜なかなか抜けねぇんだよ。まぁそうなればいいんだけど」

なかなか口癖と言うのは治らないものだ。こんなことをいつも言ってる俺はどうかと思うけど…。
まぁ、ホントなんか起こんねぇかなー。あ、ちなみに俺の周りでな。俺が関わらない方向でお願いしたい。
だってめんどいじゃん。





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あきゅろす。
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